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2014年4月14日 (月)

百姓委員会の拒絶

農業分野の「国家戦略特区」に指定された

兵庫県養父市の農業委員会は10日、 

農地を売買する許認可の権限を市に委譲することに 

「現在の状況では同意できない」とする意見書を、 

広瀬栄市長に提出した。


農業特区自体についても

「養父市の農家にとって

メリットのある政策だとは思えない」と批判。

(神戸新聞の記事へのリンク)











さて、ここから始まる怒涛の悪口の前に、いくつか情報を 

整理しておこう。


まず『農業委員会』って何だ?


こういう説明は基本的にWikipediaさんに任せよう。

(Wikipedia農業委員会)





ただし、この説明では若干足らない。

農業委員会、というのはここに書いてあるように、

農地の売買、転用に関して事実上の許認可権を持つだけでなく

水利権、水路の管轄権、農道の接道、設置など、

農業に関するあらゆる権利を掌握する。

非常に広大な権限をもっている。



じゃあ、委員って奴は、どんだけ偉い奴なんだよ?というと、

農家が互選で選ぶ。


ただし、被選挙権をもつのは大規模農家のみ。

実際は大地主である。










『百姓自治』 という、

こんな気違いじみた制度ができたのは、実は戦後。


戦前は、『地主と小作』という分離の構図が確立していて、

こんな中途半端な『委員会』は必要なかった。


もちろん戦前だって異常な構図で、

『生まれてきてすみません』とか言っていた奴にしても、

自らの農地を開放したりしてはいない。

死んどけ。













『○○委員会』なんていうのは、

例えば教育委員会と同じようにGHQが作らせた。


余計なことしやがって、と思うが。

GHQがジャップを調べたら、

こいつらには地方自治の伝統というのがない。

『オー、ユナイテッドなステイツである 

アメリカ人には信じられませんねー。』

憲法に一章を設けて地方自治の制度を作り、

地方自治法、というのを作らせた。

農業委員会というのは、この法律に根拠がある。





『農村は耕作者が自治をするべきだ。』、と

一見すると納得してしまいそうになる。




しかし、

百姓が自治できるわけねーじゃん。


委員には、結局は有力農家、

もっといえば村の顔役が選ばれる。


土地持ちの農民の互選なんだし

それこそ味噌ができるくらい、不正と圧力はかけ放題だ。

(農業委員は準公務員なので公職選挙法が準用されるが

そんなことで処罰された奴なんか聞いたことがない。)



それでいて、

農地の売買、転用に関する

巨大な許認可権限がある。


農地の売買、というのは『非農家』に対しては

最近まで事実上不可能で、

農地の転用、というのは、

田んぼの中に突然パチンコ屋があったりするでしょう。


たいていのくそ田舎は『市街化調整区域』といって

『てめえ、勝手に建物建てんじゃねえぞ』、という区域。



それならおとなしく農業をやるか、というと百姓どもは

土地を売って金に換えようとする。


転用の許認可の権限を握っているのが

農業委員会だ。

『身内が身内に許認可を出す』んだから

具体例を書くのははばかるが、

要するになんとでもなる。






農業、というのが歌舞伎界よりも新参入に厳しかったのは

こいつらの存在が大きかった。


『よそもんには売らん。

でも、明子ちゃんとこは結婚したんか

それなら200坪くらい

農地から宅地に地目を変更して

鯱があるような豪邸を建てなさい。』



ということをやってきた。

いまでもこうだ。


あっきれた。





『ずいぶんじゃない。あたしのお父さんは農業委員なの。』

というやつがいるなら、あなたの実家が世間的にどうおかしいか

考えてみてください。









俺だって土建屋のはしくれである以上、

こういう連中と付き合いがなかったわけじゃない。

『知らないうえでの悪口』じゃないんだ。

(養父市のことは知らんけど。)




批判は受ける。











そのうえで冒頭のニュース。


『農地を売買する許認可の権限を市に移譲することに

「現在の状況では同意できない」。』という

養父市の農業委員会の言い分は国民の賛同を得られまい。



そうやって、耕し手がなくなって

トトロが出つつあるような山野でさえ、

『俺の許可を受けろ』って、

てめえ、どんだけジャイアンだ?



『戦略特区』とやらに具体的にどんなご利益があるのか

よくわからないが、こうやって

『俺の権限を奪うな。』

そして、もっといえば、

『新参者は来るな。』

ということをやってたら、君の地域は滅びるよ?


ここが戦略特区の候補に指定されたのには

おそらく『偉い先生方』たちの奔走があったはずだ。


その人の顔に泥を塗ってまで、こんな喧嘩を吹っ掛けるのは

何か落とし所があってのことなんだろうけど、


もういいよ、そういうの…























では、『今日の一円電車。』







現在の養父市域に入るんだけど、ピンとこないなー。

明延鉱山、というところを走っていた、作業員用のトロッコ。


地元の人や観光客も便乗できて、『命の保証はしないぞ』という 

おっかない切符をもらって、1円払うと乗ることができた。

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こんなんだっけ












        
13日から『あけのべ自然学校』というところの保存レールで

試乗ができるそうです。

(あけのべ自然学校のウェブサイトへのリンク)




料金はもちろん1円。



ただし乗車距離は70m。

事実上、この会場までは、車でしかたどり着く手段はなく、

大阪から片道で、軽く3時間。

高速料金で往復1万円近くかかる。




こういう冗談は、嫌いじゃない。


















違うっ、だから僕は鉄じゃないっ。









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コメント

わかったような事まいてんじゃねえぞごら。

投稿: 黒ちゃん | 2014年4月14日 (月) 07時08分

はいはい。

投稿: natsu | 2014年4月14日 (月) 08時30分

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