倒木直撃2000GT
TOYOTA2000GTを運転していた、
28歳の会社員が 富山県の山道で倒れてきた
木の直撃を受けて怪我。 車両は大破。
というニュース。
あーあっと
『倒れていた木にぶつかった?』
『いや、「倒れてきた木が車にかぶさるように
ぶつかった」と。』
『…なんてまあ、間の悪い。』
『普通死にますよね。』
『すげーな、トヨタ。』
『で、運転していた28歳の会社員男性は
軽傷で、同乗者もいなかった、と。』
『28歳?』
『…はあ。』
『バブルのころに中古が一億円以上した
車だぞ?』
『…28歳が買える車じゃないですよねえ。』
『……』
『……』
『ざまあ。』
『待て待て待て。』
『でも、おまえこのニュースを見た人は全員
そして産経の記事は、
さすがに感情を抑えているが
真底「ざまあ」って思っているはずだ』
『Web版の記事だとわからないですけど、
明日印刷される記事には、
縦とか斜めとかに「ざまあ」って
入ってませんかねえ。』
『この写真だと、オープンカーみたいに
見えるな。』
『実際はこうです。』
『ルーフを直撃したわけね。』
『死人が出ないほうがむしろ不思議です…』
最高速度200㎞/h
(Wikipediaへのリンク)
『えーと、1967年から1970年にかけて、
337台が生産。
007のボンドカーにも採用された、と。』
『累計生産台数が337台?』
『そりゃ、気軽に買える車じゃなかった
でしょうし…』
『たったそんだけ?』
『だから、ボンドカーにもなるわけですよ。』
『いま何台残ってんだろうな。』
『まあ、「下取りよろしくね」っていう車じゃ
ないから、簡単には廃車にならないでしょう』
『うん。』
『コレクターズアイテムとして
100台以上は残ってると信じたいですが…』
『それでも100台のうちの一台かあ。』
『そういう意味では、ざまあ、
っていうのが気の毒なくらい気の毒ですね…』
『……』
『……』
『こういうの保険下りるの?』
『まさか。落雷とかと同じく、一種の
「天変地異」ですから、
保険屋からも国道事務所からも、
周辺の林を管理している県だか国だかも
補償はしないでしょうねえ。』
『28歳の小僧が、ちょっと気の毒になって
きたな。』
『おそらく、この28歳の名義じゃない
でしょうしね。』
『親父か祖父が、とんでもない山林地主
だとして、こいつにこの車を持たせたとしても
名義はともあれ、
この一族から1億円が消え去ったわけだ。』
『この車どうするんでしょうね。』
『車としては使えないわけだから…』
『廃車?』
『パーツ取りするとしてもここまで見事に
つぶれていると…』
『あ、ホイールは使えますよ。
世界初のマグネシウムホイール。』
『リアはともかくフロントは
だめなんじゃないか?』
『でも4本そろえばいまでも100万以上には』
『安っ。』
『うーん…』
『もう、このまま売ったらどうだ?』
『はい?』
『TOYOTA2000GT 走行不能。現状渡し。
っと言ってネットオークションにかける、』
『だれか入札してきますかね、、』
『アラブの金持ちとかが、
面白がって買ってくんないかなあ。』
『倒木の直撃を受けても、中の乗員は
セーフティ。』
『まあ、縁起担ぎにはなるかな。』
『しかしなあ…』
『なんです?』
『……』
『……』
『くれぐれも、もったいねえ…』
では、『今日の1枚。』
1960年代後半、というのは
日本でも高速道路が開通、開業した時代
でもあった。
1963年に名神高速が部分開業。
1965年に全線開通。
1969年に東名高速も全線開業。
小川ローザの『オーモーレツ』のCM
車の疾風でミニスカートが舞い上がるシーンが
有名となり、この当時のガキどもは
『オーモーレツ』と叫びながら
スカートめくりをやっていたわけですよ。
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