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2014年7月26日 (土)

使えよ!

JR西日本が、2005年4月の福知山線脱線事故遺族に対し

事故現場であり、JRが買い取ったマンションを

9階建てから4階、3階、2階に減築し、そこに屋根をかけて

モニュメントにするという案を提示した、というニュース。

(神戸新聞の記事へのリンク)






             

減築して屋根をかけます。

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中は使わない。大屋根は減築するとほら、雨とか心配だし

このマンションを巨大なモニュメントとして

被害者やご遺族の方のお見舞いと慰霊の念にお応えしたい。

でも、中は使わない。





使えよ。





というのが、今日のお話。













福知山線脱線事故とは、このマンションの手前のカーブで 

速度超過で進入した、満員の福知山線快速列車が脱線して 

マンションに激突したもの。

(国交省 西日本旅客鉄道【株】福知山線における列車脱線事故について)

死者107名、負傷者550名以上という大事故となった。






で、

事故当時、当り前だけどこのマンションには人が住んでいた。

47戸の住民の皆さんは8月までに一時避難する。



JRは、入居者に対して、市場価格(つまり中古価格)ではなく

新築時購入価格での土地・建物の区分所有権の買い取りと、

精神的な被害に対する慰謝料を提示。

1年以上もめたが、2006年に土地、建物がJRのものになった。



さあ、どうしよう、と言って、もう事故から9年。

JRが買い取ってからでも8年。










JRは頭が痛いだろうな

事故は、うん、まあ起きちゃったから、あれだけど、

土地建物を買い取っても、どうすればいいのか決めてくれない。


まさか、『宅地』や『住宅』という地目・名義で登記はしてないだろうが

それでも毎年の税金だけでばかにならないはずだ。


建物を撤去して慰霊公園にするのでもいい。

それなら上物が消える。

税金も掛からないし、

老朽化するマンションの

外壁そのほかが崩壊して、 

2次災害が起きることも防げる。…そして、


おそらく、JRはそれを恐れている。



2003年築の建物を2006年に手に入れて以降、すでに8年。 

再分譲する気はないわけだから、まるっきり補修をしていない。


築10年前後の建物が、

そんなに簡単に崩壊するはずはないのだが

この建物、よほど安普請だったのか、

すでに外壁の剥離、ひび割れが起きているらしい。


JRとしては、被災者の気持ちなんか知ったことではないのだが 

生意気にも9階建てのこのマンションの上部から 

ひらひらとタイルでも落ちてきて 

復旧相なった電車の運転席のフロントガラスにぶち当たったら、 

また脱線必至。




でも建物を撤去するというと、みなさん 

『記憶を風化させるからそれはやめろ』という。



『じゃあ、建物は遺すけど、

安全のために覆屋でおおいましょう。』というと、

『外から見えないんだったら意味はない。』





うん、そりゃそうなんだけどさぁ。

じゃあ、どうすんだよ。

というのが今回の計画、なんだろうな。






事故車両が当たった建物側面は、

申し訳のように4階に減築して

福知山線の電車の運転室から見えるようにする。

 

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庇の下に、マンションが見えます



残りはもっと申し訳のように、3階2階と

『一応建物は残す。』





で、

建物全体に屋根をかけます、と。


「雨などを防ぐ屋根を設置」とか、 

神戸新聞が眠たいこと言うなよ。

屋根なんかいらねえよ。 

このモニュメントに恰好よさはいらん。


狙いは、『線路側に壁を設ける』という部分だろう。

壁作ったら乗客から見えないじゃん。

線路への落下物防止のためだろうが。






そして、JRの本音としてはやっぱり 

建物なんか残したくはないはずなのだ。 

どうせ部屋を残しても無人だろう。


いまは、心霊マニア、私視えるんです、とかいう馬鹿や、

ホームレスの侵入を防ぐために、

がちがちにガードされているはずである。


それでも、提案しちゃった以上、 

減築でも部屋を残して、『慰霊公園』とかにしたら、 

そこにまた心霊マニアや、私視えるんですとかいうやつが 

夜中にやってきて踊り始めるかもしれない。





いまのまま、使えよ。






住宅として使えないのは、わかった。

しかし、尼崎駅から徒歩5分だ。

それこそJRがやりたくて仕方がない、『エキチカ保育所』

すぐにできるではないか。

『たっくん?誰とお話してるの?そこは壁よ? 

いやあああああ、笑わないでええええ。』

ということが起こるかもしれないが。




これから高齢は社会。

老人ホームや集会所など作ってもいいだろう。

隣接して保育所があれば、子供の世話もばっちりだ。

『ああ、たっくん。そこは踏んじゃいかん。わかるじゃろ?』





JR西日本の研修施設を作ってもいい。

重大事故現場の真上での研修ともなれば気合も入るだろう。

もとが住宅なんだから、宿泊施設に改修するのも簡単だ。

『おいっ、どうした高見っ。

なぜ白目を剥いてうなされているっ。』




そして、最上階は、普段はフリースペースとして、

日中は一般の皆さんに開放し、

万が一地震、となったら、津波の被害から守るために 

1000人の市民を受け入れたらいい。








『いや、現状のままじゃ使えなくて。』と言うなら補修しろよ。 

ひび割れ部分には樹脂を注入し、 

剥離しそうなタイルは張り替えてアンカーで留め 

屋上の防水と断熱をやり変えて使え。



そんときゃ、お役にたちますぜ。



JRにとっては『恥の塔』だし、

それで、傷つくご遺族の方もいるんだろう。
              

しかし、そこを乗り越えよう。

そして、50年後には 

『活きている』原爆ドームになろうぜ。


























では、『今日の進歩』


















猿。1987年。











猿。2014年。

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全然、本題と関係のない画を選んじゃった。

面白かったんだもん。






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