底辺からの脱出
全国学力テストの結果が公表された。
都道府県別の成績では、かつて
『小学校部門で最下位』だった 沖縄県が、
全教科で最下位脱出。というニュース。
(読売の記事へのリンク)
それなら結果はどうなったか、というとこちら
地域の皆さんは大変である。
国語で愛知県が最低。(中日新聞の記事へのリンク)
算数で滋賀県が最低。(京都新聞の記事へのリンク)
岐阜県が低位。(岐阜新聞の記事へのリンク)
トップを取っても大変らしい。
(読売新聞 秋田県版へのリンク)
『家で自分で計画を立てて勉強しているか?』
Yes80%
『家で学校の授業の復習をしているか』
Yes90%
とか、ほんとかなあ?
ただ、これ。子供はほとんど意識していないと
思うんですよ。
先生だけ神経質になってるとしたらいやだな。
『おらあ、来週から秋田さぁ研修だから。』
『いいなー。』
『なまはげ買って帰ってきてよ。』
『きりたんぽー』
とか、教育先進県に研修に行ったわけです。
沖縄なんかは、その成果が出て小学生は見事
最下位脱出。
でも、これ『平均点』でしょ?
もちろん『群』として『全体をあげる』という
こともあるわけですが、
『底の方の連中を集中して上げる、』という
こともあって、今回の学テでは、
その傾向がみられたらしい。
もちろん、極論すれば
トップの連中だけ引き上げる
という方法もある。
平均点が上がるばかりではなく、
エリートを育てられる。
平然と、そういうことをしている国は
横に隣に、いくらでもある。
そして、ガキども個々人は
『都道府県の名誉』なんか知ったこっちゃない。
そりゃ、点数が悪ければおかんに怒られる。
でも、それ以上に
先生が怒るのは何故だろう。
校長室にまで呼び出されて、
いつもはすっげー怖い担任の山中先生が
ジャージじゃなくてスーツで直立不動だ。
山ほどの自習ドリルと、
おかんが判子を捺さないといけない
『自習記録帳』まで渡されて、
よほど腹が立ったんだろう、
校長先生は俺たちに椅子も与えないで、
『あんたんとこの馬鹿が
うちの平均点を下げてんですよ。』
といって、頭がつくくらい最敬礼している
おかんと俺を 汚いもののように
校長室から押し出した。
アムネスティの連絡先ってどこですか?
(ここです。)
とまあ。こんな話がないようにお願いしますよ
なんだかんだいっても、成績公開には賛成だ。
それで、刺激を受けて沖縄が最下位を脱出した
なら、それだけで意味がある。
『下位県』のローカルマスコミが騒ぎ、
それ以上に現場や教育委員会ではショックが
走ってるだろうと思うと
それなりに効果はあるんだろう。
上に載せた寸劇のように、成績の悪い子に
えげつない扱いをしないでほしい、とは思うが。
では、『今日の一問。』
せっかくだから、今回出題された、小学生国語の
問題を見てみようじゃないか。
もちろんコピペだ。STAPわぁ、ありますってば。
コマンドバーが映りこむんだけど、
もういいや。
で、まあこの問題の正答としては3なんだけど、
普通の日本人小学生が、この状況で使うのは、
『山口さんも川島さんも、
どっちもどっちだ。』
という言葉だろう。
小学生が『五十歩百歩』なんて言わねえよ。
あほらし。
1.も間違っていないとは思う。
確かに弟にとっては、
五十歩百歩だ、と思う。
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