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2015年7月 9日 (木)

新国立競技場の解決策はこれだ。

新国立競技場の設計変更による最終案が、

事業主体である 

日本スポーツ振興センター(JSC)によって

承認された。

予算は2520億円。 

コンペ案から減額した基本設計の

1625億円から900億円の増額。 

(読売の記事へのリンク)

















『えーと、600億円前後のロンドンや

北京オリンピックの スタジアム建設費の4倍。

高すぎるんじゃねえか、と。』


『コンペの条件が1300億円。

カブトガニみたいな外観。

神宮外苑からはみ出る巨大さ。』

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でかいでかい






『これは、コンペ当選案のパースだね。』


『この時点で破格だけど

改めてゼネコンに見積もりを出させたら

3000億オーバー。』


『ま○こみたい』


『わーわーわーわー』












『そこでコンペ案を変えようとスタジアムの

向きを180度変え、

屋根の開閉部分と、アリーナの固定座席を

後施工にし、

カブトガニのしっぽを切り飛ばしす』


『これで「浜辺のゴミ」感が一気に出たな…』


『そのうえ、機能的に必須の陸上競技の

サブトラックを取りやめ

胴体部分を圧縮して施工床を2割縮小…』


『待て待て待て。』


『なんです?』


『規格が決まっているスタジアムや

席数が決まっている 座席部分の面積は

変えられないのに

トータルで2割削減できるって 

どんな水ぶくれな設計だったんだね?』


『カブトガニだから…』

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打ち上げられた

カブトガニあるいは

乾いた(自粛)





『とにかくこれで、1625億円まで

圧縮できるだろう、 

ふー、やれやれ、と思っていたら…』


『もう一度ゼネコンに見積もりを取らせたら

資材高騰や東日本大震災の復興による

労働者不足で建設価格が高騰しているんで、

総工費はまた3000億円…』


『そろそろ着工しなくちゃいけないのに

高すぎるし 予算は確保できていないし、

と批判を浴びて見直して…』


『それで、7日に文科相や都知事を含めた

えらい人が会議して

1回目の減額案とほぼ同じ内容を採用して

2520億円、と…』


『…高っけー…』


『ねえ…』











『大体、屋根要る?』


『そうそう、みんな疑問に思うその点。

だけど、「開閉式屋根」っていうのが

コンペの条件だった、と。』


『なんで?』


『サッカーのワールドカップを誘致するためには

「屋根付き・8万人」が条件。

さらに、競技場としてだけじゃなく

コンサートにも使いたい。』


『だけど屋根が高いんだろ?』


『開口部の両側に、スパン400m近い

キールアーチを架けるという工法の特殊性の

おかげで、屋根だけの工費が950億円。』


『穴の横の大陰唇アーチ要る?』


『名前はともかく、ね…』


『開閉式じゃなくてもいいんじゃない?』


『天然芝だから窓を開けて日に当ててやらないと』


『札幌ドームみたいにピッチがスライドする。』


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広いなあ






『札幌ならともかく神宮外苑の土地の高いところに』


『でも、さりげなく取りやめになった

サブトラックは機能的に必要なんだから、

ここを充てれば…』


『あの敷地じゃねえ。』


『しかし、コンサートのために1000億掛けて

屋根を架けるって、なんか本末転倒なような』


『でもあのアーチがデザインの胆らしいんで』


『でも屋根、要る?』


『うーん…』









『ワールドカップのことは措くとしても 

1964年の東京オリンピックの開会式で、 

なにが印象的だったかと言えば、

雲ひとつない10月10日の青空の下の入場行進と、 

蒼穹に向けて駆け上がる 

『原爆の日』にうまれた坂井少年

聖火トーチ。だっただろう。』


『「だろう」ったって、

リアルタイムでは、あんたの世代も

知らないでしょう。』


『だけど、感動するぞ。』









『さらにっ。』


『なに?』


『屋根の高価さだけが注目されがちですが、

屋根以下のフィールドやスタジアムの

建設費も、1600億円という

すっとこどっこいな値段です。』


『あ、屋根なしでもコンペでの総予算を上回る

その値段?』


『なんでか、というとこの競技場、

陸上のトラックとかフィールドがあるアリーナが

地面のレベルになくて

人工地盤の上に出来てるんです。』


『建物の中にあるの?』


『そうです。この競技場は

「屋外」じゃないんですよ。』


『そうか…』


『フィールドだけじゃなく、

ま○この裾も含めてひとつの建物。』


『でけえ。』















『2520億が高い、っていわれてるけど、

この金額だって可動屋根の施工とか、

可動席の設置とかにかかる費用は、

後回しにしてるだけなんですよね。』


『典型的な詐欺決算の手法だ。』


『さりげなく中止にされているサブトラックだって

機能上必要に決まってるんです。』


『そもそも工費が

見積もり通りに納まるわけないってのは 

日本中の土建屋がわかってるだろうに。』


『で、さらにこの建物。

竣工した後儲かるかっていうと』


『うん。』


『屋根を閉じた時の稼働数は年間12回で

収支の見込みはかろうじて黒字の3800万円。

屋根代の金利も出ない、と。』


『だから屋根、要る?』












『コンペで選んじゃったから、とか

招致活動の時に、この案で臨んだから、

と言い訳して

打ち上げられたカブトガニみたいになっても

コンペ案のイメージにしがみついている、と』

(朝日新聞の記事へのリンク)


『この問題で、コンペの審査委員長だった

安藤忠雄が沈黙を守っているのは疑問だなあ』


『大阪のテレビ番組の中には

意地でもこの問題を取り上げないところが

ありますからね。』


『逆にかっこわるいと思わないのかな』











『しかし、どうしたらいいんですか?』


『開閉式屋根をやめて、トラックとフィールドを

むかしの国立競技場みたいに地べたに

叩きおとせば半額くらいにはなるんじゃない?』


『しかし、サッカーのワールドカップが…』


『屋根の概念を根本的に変える。

可動屋根だとか、

全面屋根とかやめてしまえばいい。』


『どういうことです?』


『雨を塞げば屋根、だろう。』


『そりゃまあ。』


『神宮外苑なんだから、 

観客にビニール傘配って踊らせたら?』


『選手は?』


『サッカーもラグビーも全天候だろうっ』


『うーん…』


『試合終了後に選手が傘にサインする、

というのを名物にすれば、

「新国立」の話題になるぞ…』


『持ち帰り、なら傘は貸し出しじゃないんですね…』


『うん。』


『あ、そうか。』


『どうした?』


『ビニール傘が500円だとして、

8万人に配ったら

ワールドカップ決勝トーナメントの17試合で

7億円ですっ。』


『いいじゃん。』


『オリンピックが20日間だとしたら8億円ですっ』


『儲かるじゃん』


『イベントごとに「傘代4000万」ってのは、

いまの年間収益予想の

3800万円を上回りますっ。』


『えっへん。』

























では、『今日の一枚。』















迫り来る台風11号。

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眼が二つある。





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