もう、あとは違憲立法審査だ。
安保関連法、成立。
(どこの新聞でもいいか。読売の記事)
衆参合わせて200時間以上の審議を費やして審議したけど、
国民の理解が進むどころか、
『もう、今国会じゃなくてもいんじゃね?』という声が
大勢になりつつあったのに、安倍首相以下 与党は
今国会での成立を決断する。
こうなると議席で劣る野党に、国会内での打つ手はなく、
国会の外のデモ隊との連携を強調したりする。
国会では内閣や閣僚の問責決議や不信任案、
委員会の委員長などの解任動議などで審議を引き延ばすが
ついに刀折れ、矢 尽き、午前2時に参議院本会議での
投票に持ち込まれて、破れ去った。
最後っ屁のように、牛歩、喪服、数珠での登壇
安倍総理への合掌、と嫌味を連発した
山本太郎のパフォーマンスがくどかった。
『法案が成立した以上、あとは違憲立法審査だ。』
『ああ、中坊の時に覚えさせられましたね。』
『三権分立の中で、司法権が立法権に対して持っている、
「お前が作った法律は憲法違反だからなしじゃ。」といえる
立憲主義を担保する、砦ってやつだ。』
『どうすんです?法案が施行されたら、
「これ、憲法違反だす。」っちゅうて、訴えるんでっか?』
『そんなアバウトな訴えじゃなくて、
この法律ができたおかげで、うちはこんな損害をこうむりました
って、具体的な事案で訴えるんだと。』
『そうなの?』
『一票の格差でも、「これは違憲だ。」っていう訴えじゃなくて
「俺って、ハマッコじゃん?
去年の参院選で、○○県の田舎もんより
一票の価値が低いなんて許せねえから
精神的につらいじゃん。」っていう
具体的な訴えにしないと、
「訴えの利益がない」っていうことで
門前払いをくらっちまう。』
『じゃあ、この法律が成立してから、不安で不安で…
だから、慰謝料ちょうだい。』
『ちぃっちゃいな。』
『まあね…』
『でも、そんな訴訟を
既に日本中の法律の偉い先生が準備してるんだと。』
『へー。』
『あー、やだなー。』
『どうしました?長官。』
『だって、安保関連法が施行されたら、日本中から「違憲だ。」
っていって、訴訟が群がり起こるだろ?』
『あー、まーねー。』
『おまえ判決書けよな。』
『ちょっ。嫌ですよ。』
『だいじょうぶ。憲法を扱う案件なら大法廷だから俺も出る。』
『じゃあ、ルール通り長官が裁判長やってくださいよ。』
『やだよ。』
『え?』
『だって、そんな国論を二分するような巨大案件。』
『これで判決を書けば「白鳥判決」や「永山基準」みたいに
判決に名が残りますよっ。』
『「白鳥」は、被害者の名前で、
「永山」は加害者の名前じゃねえかっ。』
『いいから判決書けって。』
『やだよー。』
では、『今日の、ストロベリーQ』
山本太郎先生、16歳の時に『天才、たけしの元気が出るTV』で
披露していた、ストロベリーQ。
16の魂、いま40。
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