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2015年11月の投稿

2015年11月 7日 (土)

隣に外国人

京都で、 一般の人も住んでいる

賃貸マンションの空室を

『民泊』施設として、ネットなどで広告し、

中国人を初めとする多数の外国人を

違法に宿泊させていた、として

京都府警がこの『違法民泊』を運営していた

日本人二人の事情聴取を始めた、

というニュース

 

容疑が固まり次第書類送検する見込み。

(毎日新聞の記事へのリンク 

 

不動産会社はき

この二人に空き部屋31室を1か700万円で、

3ヶ月間賃貸した。

 

これに先立って、不動産会社は

京都市に一応お伺いを立てたらしいのだが

用途地域上、旅館は営業できず、

京都には民泊を認める条例も

まだないから駄目だ、って言われたのに

見切り発車で『開業』した。


開業すると、ゴミ出しは適当だわ、

オートロックを開けてくれと

時間を問わずに旅行者が、

ピンポンを鳴らしまくるは

早朝夜間の住宅街に大型バスが入り込んでくるわ、

夜中まで酒飲んで騒ぐわ、犬は鳴くは…


住民・近隣から苦情が出まくって

今回の摘発に至ったという。




なんて下手くそなんだろう。









そっち?







どうせ犯罪を働くにしても、 

もう少しおとなしく始めていれば

ばれなかったのに。





そこ? しかし、ここにこの問題を解く小さな鍵がある。

もっとも、税金を払っていたか、

というと怪しい。

さらに、2DKの部屋に4人くらい

放り込んでいたような気もするが、

そうなると旅館業法。


元がマンションなんだから部屋に台所がある。

慣れない外国人が夜中に酔っぱらって

炎の中華料理なんか始めることもあり得たわけで、

よく人が死ななかったな。



そうすると『主犯』は書類送検された二人、

ではなく

部屋を貸した不動産屋であったか、

ということになるのか?


だって、30部屋3ヶ月で1700万円だぜ?

つまり一部屋あたりの家賃は、月額20万円近い。

部屋の広さがわからないが、

すでに半分以上の部屋が空き部屋になっていた

というほど人気のない物件ならば

ふっかけ過ぎじゃないだろうか。













『民泊』というものが、

いまの法律、旅館業法などに照らすと

違法である。ということは、

一連のニュースでもうみんな知っている。


しかし、いま急増する来日外国人のボリュームに対して 

受け入れる日本のホテル・旅館が

全く不足していてる、ということも、

やっぱりみんな知っている。


だからこういった、空家、空き部屋を利用した

民泊がいまやブームなのだ、と。





国も『戦略特区』なる物を作って、

特区の自治体が条例を作れば

宿泊期間などで既存の旅館と競合しない物件から、

認めていく方針である。

大阪府では全国に先駆けて、

この条例が可決される見通しなのだそうな。

(日経新聞の記事へのリンク)







そして、商売の鉄則として、

いまは違法でも、こういうものは  

いち早くパイオニアになった方が勝ちだ。

ということがある。


成功して『ブランド』を確立させてしまえば、

あとは楽勝なのだ。


だから、おつとめを無事に終えたら

金バッジで迎えてやるから臭い飯喰ってこい、

というあこぎな業者がいるのである。 

 










民泊、といってもひとくくりには出来ない。

都心にあって、安い、という

今回のような物ばかりではない。

中には『田舎の古民家にどうぞ、』なんていう

プランもある。

 

 

 

 

 


『かね源のところの長男防、ほら東京さいってた…』


『ああ、安男君かえ?』


『あのがきゃ、今度東京で結婚して、東京から

嫁っこ連れて村さかえって来るそうだかね。』


『んまー。生意気だ。』


『な、いじめてやんべ。』





と、

素敵に排他的な、限界集落の皆さんが

愛すべき田んぼに立ち小便する行儀の悪い○○人と

仲良く異文化交流ができるとは、

ちっとも思えないのだが、

まあ、がんばれ。







こういうことを書くからいかんのだよなあ。

くすん…







しかし、このブームは、

『外人って、

意外に宿にこだわらないらしいぞ。』

ということをも知らしめた。



もちろん『高くてもいい宿を』と思う人も

たくさんいるだろうが

宿帳を持って来た仲居にチップを渡し、

お茶を喫んで風呂から上がったら、

テーブルを埋め尽くす大皿小皿の料理が並んでいて、

飯喰って酒飲んで、もう一度風呂に入って

上がってくると清潔なふとんで床が延べてある。

そこまでしてくれなくてもいいや。

自分で出来ることは自分でやるから、と。

ある意味まともな人達が思いの外たくさんいた

ということだろう。


いまの民泊ブームは、まともな旅館の不足で

はじかれた人が大半だとしても、

仮に1泊2万円の宿があっても、7千円の民泊でいいや、

という人が一定数いる、ってこと。




建設、運営する側にしても、

2020年の東京オリンピックに向けて、

ホテルの建設ラッシュが起こるだろうことは

知っている。

しかし、それが過ぎたら反動が来ることも

知っている。

その時の景気や円相場によっては

オープン1年で倒産、ということにも

なりかねないのだ。

実際、大阪万博のあとは、そうなった。


その時、作るにしろ借りるにしろ

基準を満たす附属室と消防設備を作って

スタッフを雇い、24時間体制で人間を

常駐させるのはリスクが大きすぎる。


それなら、と空き部屋を借りて、

ネン交換とクリーニングと弁当の配食だけ

バイトを雇って、

景気が悪くなったら撤退すればいいや

と考える人間の屑がいる、というのが今回の事件。



だから、一種のあだ花なんだけど、

民泊という宿泊の形態は

一定数生き残るだろうと思うのだ。


いいとか、悪いとか、

そういう価値判断を越えたところで

生き残る。

 





個人的には『バックパックひとつ背負って世界旅行』

というのを経験したことがない。 

この年齢になると、もうそんな元気もないのだが 

旅行記を読むのは好きなので、

ネットで眺めていると 

『沈没』ということをする人がいるのだ、という。


気に入った街のゲストハウスに数ヶ月以上

とどまってたゆたゆと、時間を過ごす。



インドあたりに行くと、 

『25・26・27と、私の人生カルカッタ』

と数年動かない剛の者もいるのだ、と。


国内でも、そんな人が増えるかも知れない。

外人向けばかりでなく、安宿は増えるだろう。







いずれにしても、

われわれは、民泊が隣にある社会に

生きていかなければならない。







もちろん、

今回の物件のように行政の指導を無視したり

するのはいけない。

消防設備や、火災地震時の避難誘導など、

最低の基準は満たして貰わなくてはならない。


そして、一棟丸ごと転用、ならまだしも

賃貸マンションでまともな契約者の隣や上下に

言葉も通じない外人を泊めるのは論外である。


彼らからしたら『海外旅行』なんだから、

夜中に仲間の部屋に集まるくらいのことで

責められるのは酷だろう。



近隣も含めた既存居住者と調和する、

ってのが一番難しそうだが

ここをうまくやらないとスラムになる。



ここだけはきちんと監視してください。







しかし、隣にインド人がいる街、というのが

いずれ当たり前になるんだろうなあ。



もちろん、中国人も台湾人も韓国人もアメリカ人も

オーストラリア人も

セントビンセント&グレナディンアイランド人も

いるかも知れないが…

























では、『今日の、隣りの印度人』























NHKのみんなの歌にも取り上げられたんですよ








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2015年11月 1日 (日)

『自動運転』は夢を語るか?

東京モーターショーが開かれている。

(公式ウェブサイト)








今回のショーの技術的テーマとして、まず取り上げられているのが

燃料電池車などや電気自動車などのの省エネカー。

(水素自動車の明日はどっちだ なつやすみ)



そしてもうひとつ、

大きく取り上げられているのが『自動運転』。

各社がコンセプトカーを出展していて、例えば日産の

IDSコンセプトカーでは、

通常運転モードでは運転席の前にあるステアリングが、

自動運転モードではインパネの中に隠れてしまって、

金輪際運転させてくれない。

(レスポンスの記事へのリンク 画像は日産自動車)

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マニュアルドライブモード

ジョイスティック

みたいなのが

ステアリング

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パイロットドライブモード

なんということでしょう





まあ、コンセプトカーだから運転もさせてくれないけど、

実際にこんな車が出来たとしても

運転席を無人に出来るわけはないので、ただのコンセプト。


しかし、既に公道での自動運転の実証実験は行われており

道路の線形、周辺の車両をセンシングして

加速、減速し、車線変更なども出来る。

ナビに怒られながらよたよた運転している 

ペーパードライバーより遙かに上手だ、と。

(日テレニュース24の記事へのリンク)





実際、自動運転に必要なデバイスの

いくつかは既に市販車のレベルで実現している。

自動ブレーキなどが、そうだ。

国内のメーカーのほとんどが市販車で採用しており

91年にお茶の間の爆笑をさらった『101回目のプロポーズ』などは

遠くない将来、若い子には

シチュエーションさえも理解できない代物になるだろう。


『え?障害物があれば

車が止まるのは当たり前じゃない。』と。
























『おやっさんっ。当たり屋のシノギをやめるってほんとですかい?』


『ああ、爺さんの代から続いてきた、この稼業も、もう仕舞いだ。』


『くっ。当たり屋の鉄、といえば

日本中の運ちゃんを

震えあがらせてきた存在だったのに…』


『へへっ、これだけ「自動ブレーキ」って奴が普及したらな。

もう、おまんまの食い上げだぜ…』


『腹に仕込んだ血糊の袋だけが破れるように

なるべく派手にボンネットに乗り上げて、飛び跳ねて

中空に血しぶきを撒き散らかしながらきれいに受け身を取って

決して後輪に巻き込まれない、という…

おやっさんの、伝説の「稲妻回転ダイビング」が、

もう見られないとは…』


『もう、こんなハイテックの時代、

年寄りは引退しろってことなんだろうよ。』


『くっ…』


『おめえたちも堅気になれよ…』


『おやっさん。向こうがハイテックって奴で来るんなら、

俺たちもそれで対抗しようじゃありやせんかっ。』


『馬鹿言え。学もねえのに…』


『へへっ、

こんなこともあろうかと、こっちも賢い先生にお願いしました。

先生っ、先生っ。』


『あ、どうもね、T大の山田です。』


『あ、お久しぶりで…』


『えーとね、自動ブレーキの仕組み、っていうのは、

自動車が前方に検知波を照射して、

これが障害物にあたって反射したものを感知します。

一種のレーダーですね。』


『ほう…仕組みの説明からはいったぞ。』


『検知波は大きく分けると、ミリ波レーダーと赤外線です。』




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(THE PAGEの記事へのリンク)




『おお、無駄なプレゼン力。』


『ですからね、この二つの波を吸収する「特殊な薬剤」

浸潤させた布に形状記憶加工をして、これを服にする。

さらに反射波が狙った車両に返って行かないように

パキパキの形に加工して、

ステルス化しますね。』


『大丈夫かな?こんな事書いて。』


『まさか、まねする奴はね、駄目ですよ?』


『あ、びびってる…』



『これで飛び込むだけでも効果がありますが、

出来ればダイビング位置の100mくらい手前で、別の人間が

対象車両の前に検知波を邪魔するように細かい金属片(チャフ)

(14文字自粛)を散布します。』


『……』


『さらに、ダイビング位置の数百m後方で、また別の人間が

対象車両に向けて検知波と同じ波長の(20文字自粛)

すれば距離を見失なうから、

自動ブレーキは無力化できますね。』


『おいおいおい。』

『さすがにまずい。』



『挑戦に耐えられない技術なんか


滅んでしまえっ』














えーと、なんだっけ。
















とにかく、この『自動運転』というのが

未来の自動車のキーワードである、と。


どうしても、そうは思えないので、

こんな憎まれ口を書いてしまうのだが 

モーターショー開幕に合わせるように、

二つの事故が報じられた。




いずれも高齢者による暴走死亡事故。





静岡で、67歳のドライバーがブレーキとアクセルを踏み間違え、

6人が怪我。(レスポンスの記事へのリンク)


宮崎駅付近の歩道で軽自動車が暴走、4人重軽傷、2人死亡。

(共同通信の記事へのリンク)




いまのところ、この二つの事故と『自動運転』を結びつけるような

不謹慎なことを書いているのは、この日記くらいだが、

宮崎の事故では運転手は、癲癇持ちで認知症だったのだという。


『そんな奴に運転させるなよ。』

という方向にいずれ議論が行くのは当然で、そこまで行けば

『車を手放せない環境の人もいるし、

運転手を救って且つ不慮の犠牲者を出さないためには

やっぱり自動運転だよね。』

という結論は、すぐそこだ。








事故を未然に防げるかことになるかも知れないけど、

自動運転車が、完璧なものになるためには

どのくらいの時間が必要だと思います?


こんな中途半端な技術を世に放つほうが 

原発の再稼働や安保法制よりも危険だとは

意識の高い皆さんは、思わないんだろうか。




平成に入って、 

交通事故の死者数は減ってきたが 

平成26年度でも、まだ4113人もいる。

(交通安全協会の記事へのリンク)



自動運転の普及で、この数はさらに減るだろうが、

その一方『自動運転以前』には予測もつかなかった原因で

増える死者だって、きっとある。


なにより、ぼけ老人に轢かれたら、 

まだ恨んで出る愉しみが残るが 

無人の車に轢き殺されたら、

恨むに恨めないのである。



カルロス・ゴーンの枕元に立ってやろうか。












まだある。














『自動運転』の真の目的はこれ以外にもあって、 

それが、道路の潜在的な容量を最大限に活かすこと、



道路というのは、

いつもぱっつんぱっつんに渋滞している高速でも

その原因は意外に間抜けだったりする。


運転者というのは、

カーブがあると必要以上にブレーキを踏むし 

トンネルに入る時も、本線の幅員は変わらないのに 

無意識にアクセルを戻す。

緩い勾配の坂道は、気がつかなくてアクセルを踏み込まないから 

意図しないでスピードが落ちるし 

対向車線で事故があれば、みんなそっちを凝視しするので

事故のない車線も脇見渋滞が起こる。


しかも渋滞気味になると、

人間の心理として車間距離を縮めてしまうから

2km先のドライバーが戻したアクセルによるスピードダウンが

たちまち後方に伝播して、すぐに渋滞が起こってしまう。





人間に任せるからだ。

カーブやトンネルの手前での無意識の恐怖や

上り勾配の錯覚や、対向車線の事故への野次馬根性など

ヒューマンな要素を消してしまえば、

道路は、その潜在的な能力を最大限に使うことが出来る。


人口が減って、経済が鈍って、高速の大改修時代がやってくる。

昔のように票を目当てに気前よく高速道路の新線が

作れる時代ではなくなった。

なるべく、いまある道路を使いたい。



ドラえもんに頼っても若造は免許を取らないし、

年寄りばっかりの時代になったから新車が売れない。



しかし自動車は国家の基幹産業だ。

なんとしても高い付加価値をつけて売りつなぎたい。

先進国は、みんなそんな方向にシフトしている。

だから輸出も考えたい。

さらに、

いま、技術で優位に立つことができれば、 

将来の自動車の進化の方向を、 

自分の手で決めることが出来るようになる。 

その利益は、間違いなく計り知れない。


こういった、背反するいくつかの状況を

一気にアウフヘーベンするのが

排気ガスを出さない自動運転車。


自動運転車なら密度濃く走らせられる。

でも空気はきれいだからいいよね。






このストーリーの中に『運転するよろこび』が

1ミリも反映されていないのだけが気に入らないが…









信号で走る鉄道は、自動車よりも遙かに高い密度で輸送できる。

山手線では、1編成数千人を乗せた列車が

2,3分おきに上下線で走っている。


JRは、さらにこの信号システムを進化させて、

固定式の信号機による管理から

車両ごとに制御する、ATACS(アタックス)という

システムの実証実験を行っている。

(信号のない鉄道 なつやすみ)


これが実用化すると、鉄道も、

いまよりもさらに高い輸送密度を安全に実現できる。




自動車の自動運転は、鉄道におけるこの水準に

自動車が一気に到達することが出来る魔法の杖なのだろう。






だから『運転するよろこび』は全くないが。











なんか釈然としないなあ。

























では、『今日の自動ベンツ。』













自動運転の開発にしのぎを削っているのは

国内メーカーばかりではない。


これは、ベンツS500の自動運転。


一般道に降りても自動で運転してくれるんだけど

結構飛ばすんだ。こいつ。






『運転手つきのベンツで通勤したい。』というのは、

小さな男の、小さな小さな夢だと思うが、

この車では、後部座席でふんぞり返っているわけにはいかない。


目的地の100m手前になったら

『もうすぐ着くから自動運転切れよ。』

ガイダンスが流れて来ちゃうからである。




未来って、結構切ない。















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あー、長え。






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