1月いっぱい、正月
『あー、1月4日が月曜日だとげんなりしますね。』
『まあ、今日は挨拶だけで仕事は明日からだし。』
『でも、バブルのころはすごかったんでしょう。』
『バブルのせい、というか…
まあ、建設業界のバブルは、実感としては90年代に入ってからで、
世間とは多少ずれるけど。』
『伝説は聞いてますよお…』
『朝に事務所に来て社長あいさつを読んで…』
『ネットで生中継?』
『いや、社内報。』
『あ、そ…』
『そのあとは部内で「おめでとう、おめでとう」って言って、
それだけで、いきなり飲みに行くんだ。』
『おおー。』
『朝の10時から飲むんだぞ?』
『早朝居酒屋?』
『いや、その日だけは元町でも三宮でも
朝からスナックがあいてんのよ。』
『おおー。』
『でもスタートがその時間だろ?
普通に二次会まで飲んだつもりで外に出ても、
まだ外が明るいんだ』
『文字通り白昼夢ですな。』
『部長がめちゃくちゃ酒が強くってさあ、
そのあと終電過ぎまで飲むんだぜ?』
『朝の10時から?』
『次の日、全員死んでた。』
『今年はそんなことないでしょうねえ。』
『あー、もう二、三日うだうだしてたかったなー…』
『三が日が終わって、
祭りが終わったと思うのは早いっ。』
『あ、真田課長…』
『メリー・クリスマースっ。』
『は?もう酔ってんすか?』
『馬鹿野郎っ。』
『ひっ。』
『12月24日がクリスマス・イブなのはローマ・カソリックだけだ。
東方正教会のクリスマス・イブは1月6日だから、明後日だぜ。』
『ほう…』
『別に、こんなちんけなブログが宣伝しなくても、
千代田区観光協会は、神田のニコライ堂の降誕祭の
様子をレポートしている。』
『レポート…』
『それだけ珍しかったんだろうよ。』
『しかし、これがなんで『年中お祭り』になるんですか?』
『馬鹿野郎っ。』
『ひっ。』
『6日がクリスマスなら、10日は十日戎だ。』
『宗教がめちゃくちゃですがな。』
『何だっていいんだよ。神仏混交。
神も仏もウェルカムだっ。
1月いっぱい正月だぜっ。』
『そんな無茶な。』
『4月になれば、御釈迦様の誕生日があるから、メリー灌仏会。
ラマダンの後にはイスラムの人も肉をもりもり食うから
7月はメリー・イフタールだっ。』
『そんなうまくいきますかね…』
『大丈夫っ。』
『うまくいけば、いま世界で問題になっている宗教対立も
膝がくず折れるように解決するかもしれませんが…』
『だからそんな難しいこと考えていないから』
『あ…そう。』
『だって、』
『はい?』
『面白いじゃん。エブリディ、ホリディ。』
『確かに なんか、どうでもよくなりますね。』
『だろ?難しく考えるんじゃねえや。
笑おうぜ、毎日。』
では、『今日の一枚。』
神田のニコライ堂はこんなところです。
神戸のハリストス正教会でもクリスマス(降誕祭)が行われます。
あくまで信徒の人たちのものなのですが、
信徒以外でも参観させてもらえます。
(行く前に確認してくださいね。神戸ハリストス正教会。)
(酒飲んで集団で行ったらつまみだされますよ?
(クリックしてくださいな)
わーい
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