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2016年8月27日 (土)

余命1年日記 -5- 仮釈放 (8月第4週 2016 08 27)

そんなわけで退院した。

 

 

 

 

 

どんなわけか、と言うと7月上旬に入院して1ヵ月半

かげさまで腹水でふにゃふにゃになっていたの体が

自力で起き上がって歩けるくらいにはなった。

 

ごく初期のASIMOくらいにはなったわけだ。

すぐに追い越されるだろうけど。

 

 

 

 

 

だからまあ、退院したらどうですか?と、F先生に言われた。

腹水の管理は薬と食事の管理(減塩食の宅配を頼んだ)で行い、

外来の診察で、必要に応じて穿刺しましょう。ということである。

 

我が家の経済から見ても、これ以上の入院は

耐え難かった。

 

悪意に解釈するわけではないが、

『すぐに死ぬわけでもないが、決して治らない患者』に

いつまでもベッドを占領されているのは不愉快だ、

という病院側の思惑もあっただろう。

 

 

 

 

 

 

 

そんなわけで退院した。

病気が治っておめでとう、という退院ではないので

満期出所ではない。

 

刑期を残している、という意味で『仮出所』である。

 

死病である、ということを思うと

『死刑に仮釈放ってあるのかなあ?』と思う。(ありません)

だから、比喩ができないね。

 

 

 

 

 

 

 

仮釈放の日は満開に晴れていた。

さぞや暑くなるだろう、という空の下で

うちの病室の窓からは山しか見えないので、

南側の景色がいいところに行くと

うんと青くて、海がきれいだった。

 

 

 

さあ、これから海に行こう。

病院コンビニ以外の場所に買い物に行こう。

好き勝手なものは食べられないし、酒が飲めないのはつらいが

やっぱり好きな店に行こう。

 

 

わーい。

 

 

 

 

 

 

ところで、次の診察日が9月1日。

 

えー、もう9月かよ。

とF先生の前で声をあげてしまいましたよ。

はえー。

 

 

 

 

 

 

 

 

さあっ、いよいよ秋。

最後の僕の夏はベッドの上で過ごした。

これじゃあんまり僕がかわいそうだ。

だけど秋は違うぜっ。

 

あの樹の葉がみんな散りつくしても遊んでやる。

 

 

 

 

 

残り335日。

遊ぼうっ。

 

 

 

 

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