« 余命1年日記 -19- 第二の見解            (9月第5週 2016 09 29) | トップページ | 余命1年日記 -21- 生存確認 4       (10月第2週 2016 10 04) »

2016年10月 1日 (土)

余命1年日記 -20- 病中閑あり     (10月第1週 2016 10 01)

いつのまにか10月だ。

この「余命1年日記」を始めたのが、

7月末だから、もう2ヶ月だ。

 

 

 

 

やべえ、なんにもしてねえ。

 

 

 

 

この「なんにも」は、

遠慮でも謙遜でもなんでもなく、

まったく、ちっとも、全然、さっぱり、

ものの見事になんにもやっていない。

 

「俺の最後の夏は、白い部屋の

清潔なベッドのシーツの中で過ぎていった」

といっても、嘘はついていないが

実際の2ヶ月はオリンピックとパラリンピック

を見ながら病院のベッドで寝ていただけ。

生産的じゃないことは3歳児以下だ。

 

それでも、入院してすぐは、仕事を離れて

体を休めることができるのが、

有り難かったのだが、

どうも長期戦になりそうだ、ということで

仕事を整理し、一方で病状が回復してくると、

本気で暇になった。

勝手な話である。

かといって、うかつに退院させるとすぐに

病院に舞い戻ってくるんだ、こいつは。

 

9月30日からの1週間、F先生がいない。

もちろん容体に変化があればどこにいようと、

病院が問題なく対応してくれるが、

処置の間隔が2週間もあくとこいつは心配だ。

ということで、

「来週までいますか?」と言われた。

退院するのも億劫になっていたから、

「お願いします。」と言ったために、

あと1週間、

さらに暇な日々を過ごすことになった。

 

 

 

 

そうこうしているうちに、もう10月だ。

ちょっと、焦るね。

 

18の時、宅浪していた友人が

「夕方リビングに下りて行ったときにテレビで

大相撲の本場所をやっているのとすごく焦る」

と言っていた。

年6場所だから1ヶ月半おきに本場所が来る。

なるほど宅浪生だな、と思った。

 

家で図面を描いているとき、掛けっぱなしに

なっているFMから、1時間おきに

「スジャータ、スジャータ、らららららら

んっわー。」と、ジングルが流れてきて、

「○時をお知らせします」と、言われると

「うわっ、もうスジャータか。早いよっ。」

と、すごく焦った。 

 

10月って衣替えだし、年度の半期の変わり目

だし、はっきりと気候が変わってくるし、

・・・と、書いてから気がついたけど

白い病室のなかにいると、

どれも具体的な実感がないな。

俺も、頭の中でしか

季節の変化を感じていないのか。

うーん・・・

 

 

 

ああ、無為に時間が過ぎていく。

 

 

 

 

 

残りは、ジャスト300日。

しかももう、10月だ。

 

早っ。

 

 

>にほんブログ村 その他日記ブログへ   

(クリックしてくださいな)  


 

 

|

« 余命1年日記 -19- 第二の見解            (9月第5週 2016 09 29) | トップページ | 余命1年日記 -21- 生存確認 4       (10月第2週 2016 10 04) »

余命1年日記」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/453502/67753540

この記事へのトラックバック一覧です: 余命1年日記 -20- 病中閑あり     (10月第1週 2016 10 01):

« 余命1年日記 -19- 第二の見解            (9月第5週 2016 09 29) | トップページ | 余命1年日記 -21- 生存確認 4       (10月第2週 2016 10 04) »