« 余命1年日記- 23- 手術直前              (10月第3週 2016 10 13) | トップページ | 余命1年日記- 25- 術後の日々          (10月第4週 2016 10 17) »

2016年10月14日 (金)

余命1年日記- 24- オペレーション           (10月第3週 2016 10 14)

えーと、

手術が終わって、麻酔から覚めて1日。

生還して参りました。

 

 

 

 

いや、正確には

これを書いている時間(14日午後9時)より、

ずっと早く昨日の夕方には覚めました。

 

患者の立場で手術室に行くなんて初めてだ。

(建築屋の立場でなら、何度かある)

 

昼の11時30分ごろ迎えに来る、

という話だったが、前の手術が延びて、

呼ばれたのは1時すぎだった。

 

 

 

直前の様子はきのう書いたな。

地下の手術室まで、看護師さんに

支えられながらゆっくり歩く。

 

手術室のあるフロアに行き、

髪の毛が落ちないようにキャップをかぶり

靴を脱いでサンダルに履き替える。

 

そして、

なぜか開けっぱなしのエンジンドアを通って、手術前室に入る。

前室から、もう一枚エンジンドアを通ると手術室だ。

 

 

病棟とは色の違う制服の手術部のスタッフが忙しく立ち働いている。

意外に活気がある。

 

ちがうな。

前に建築屋として中にいれて貰った時は、

暇なときを見繕ってもらっていたわけだ。

 

そりゃそうだ。

キャップと白衣とサンダルを借りたところで

素人が勝手に立ち入っていい場所ではない。

 

だから、手術室が普通に活動している様子を見るのは初めてだ。

 

 

 

そうは言っても、自力で手術台まで登らされるとは思わなかった。

「あ、頭こっちです」って。

 

 

 

 

 

 

手術室は間口二間ちょっと、奥行三間くらい。

正面にレントゲン写真などを投影するスクリーンがあり、

右手にもなんかの窓があったんだけど、

眼鏡を外しちゃったからわからないなー。

その他、機器類がたくさん置いてある。 

 

 

 

手術台に仰向けに寝る。 

 

「手術室」というとかならずイメージする、

眩しい無影灯は、まだ点いていなかった。

 

私自身にもいろんな管が取り付けられる。

点滴は病室にいた時からついていたが、

さらに、尿を抜くカテーテルが繋がれる。

加えて呼吸器とマスク、心拍や酸素濃度を測るクリップなどがつく。

大分動きにくい。

 

 

 

覗いていたたくさんの顔の中から、

いままで何度も手術の説明をしてくれていた

外科の先生の頭が出てきて、

改めて手術の概要と予定時間を教えてくれる。

 

ほどなく顔が入れ替わって女性になり

「点滴で麻酔を入れます。すぐ意識が

なくなりますからね」と言う。

昨日の麻酔科の先生だ。

 

できるなら、頑張って意識を繋いで

出べそに迫り来るメスを見てみたいと思ったが

「きょうは俺、絶対寝ないかんな」と

夏休みに久しぶりに会って興奮する

いとこ同士のガキどもが、例外なくいつもより早く寝てしまうように

わたしも、すこんとすぐに寝た。

 

 

 

 

目が覚めたとき、まだ手術室にいた。

看護師が、朦朧としている私に向かって手術が無事終了し、

これからナースステーション隣の安静室に移ると、教えてくれた。

時間を聞いたら午後4時過ぎだった。

たぶん頷いたと思うのだが覚えていない。

 

 

 

今度はストレッチゃーで

手術室から「安静室」に移動した。

 

点滴、カテーテルなどを繋ぎ直し、

呼吸器とマスク、心拍や酸素濃度を測るクリップなどもつけなおす。

 

それから上膊部とふくらはぎには、刺激を与えることで

長時間同じ姿勢でいることで生じる

エコノミークラス症候群を防ぐ(ほんとに言った)

エアシートが取り付けられた。

再び重装備になる。

 

 

 

落ち着いたところで先生から、改めて手術について話があった。

 

うまく行った。

予想より臍の穴が大きかったけど、当て布して

(とはさすがに言わなかった。なんだっけ?)

縫ったから大丈夫だ。

頸の瘤もうまくとれたよ、と。

 

明日の朝までここで寝てから部屋に帰んなさい。

というからすぐに寝た。

薬が残っていたらしい。

 

 

寝たのはいいが、先ほど付けたエアシートが

どちらも空気が抜けて緩んだり、

ぎゅーっと膨らんで圧力をかけてくるんだが、

膨らむとき、二の腕なんかは本気で痛い。

 

これが一晩中続く。

おかげで何回か目が覚めかけたんだけど、

麻酔が効いているから、中途半端に悪い夢を見た。

 

 

検温と血圧は人間が測るらしく、看護師が最初は5分おき、

次第に感覚が空いていくが、一晩中測ってくれた。

 

次第に麻酔が切れてくるのでだんだん痛くなっていくんだが

それでも基本的にはよく寝たな。

 

 

 

夜中に2度起きて、それぞれまた眠り、

朝の7時に目が醒めると、あとはもう眠れなかった。

 

 

 

10時過ぎに看護師が集まってきて、

ダースベイダーのように繋がれた私の配管を解体してくれて、

また歩いて手術前にいた病室に帰ってきた。

大体、午後1時。

 

 

 

 

なんだ、24時間じゃないか。 

 

呼び出されて手術室に行ってから戻るまで

ちょうど24時間。

もっと短いと思ったけどな。

 

 

 

 

ただいま、14日午後10時30分。

一番痛かったときよりは、ましになったが、

傷はまだだいぶ痛い。

 

 

でもまあ、夕ご飯はちゃんと食べられたし、

土日寝ていたら、ましになるでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

残り290日

 

 

 

チキンな僕は、いまだに臍と頸の手術痕を

見てませんっ。

 

 

にほんブログ村 その他日記ブログへ   

(クリックしてくださいな)  

 

|

« 余命1年日記- 23- 手術直前              (10月第3週 2016 10 13) | トップページ | 余命1年日記- 25- 術後の日々          (10月第4週 2016 10 17) »

余命1年日記」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/453502/67948875

この記事へのトラックバック一覧です: 余命1年日記- 24- オペレーション           (10月第3週 2016 10 14):

« 余命1年日記- 23- 手術直前              (10月第3週 2016 10 13) | トップページ | 余命1年日記- 25- 術後の日々          (10月第4週 2016 10 17) »