余命1年日記 -78- 脳症予防法 TIPS 2017年6月第4週(2017.6.20)
今週の記録。
6月08日 外来 入院 穿刺3L
10日 穿刺3L
はばたき振戦 徘徊
12日 血液検査
脳症の件でF先生面談
11日
| 穿刺なし
22日
12日 血液検査
16日 外出 免許更新 下剤
17日 帰院 下剤中止
19日 血液検査 抗生剤
20日 抗生剤
(いまここ)
間を開けたから振り返るのも大変だ。
2017年6月の入院中の毎日の様子。
6月08日から入院。
穿刺と血液検査を行った日付は上記この通り。
この間の一番のトピックは、
なんといっても10日と11日の脳症騒ぎ。
実際、腹水のほうは穿刺して安静にしたら
8日の週には、さほど辛くなくなった。
わかりやすい身体だ。
だから10日の段階では、もうしばらく安静に
したら退院だろう、と思っていた。
14日が誕生日だから、それまでに一度
外出許可をもらって免許の更新に行きたい、
とは、F先生に伝えてあった。
ところが外出するなら念のため、と
慎重なF先生が、わたしを真っ直ぐ立たせたり
腕と指を真っ直ぐ伸ばさせたりしたら、
俺の身体ってば、まんまと振戦しやがった。
おまけに朝方呆けて徘徊するし、呆けて
「ベッドあらしが出た」と騒ぎ立てた。
我ながら怖かった。
以前も書いたように脳症の原因は、血中の
アンモニアである。
これが増えると呆ける。
アンモニアがどのくらいの数字になったら
呆けるのか、というのは
はっきりしないらしいのだが、
原因であることは間違いない。
したがって、脳症にならないためには、
血中のアンモニアを増やさなければよい。
・・・?
『呆ける真の原因』に正面から取り組まずに、
派生症状であるアンモニアの発生を押さえる
だけでいいのか?
まあ、私はいまひとつよくわかっていないが、
体内でのアンモニアの発生を押さえる方法は、
以下の二つ。
1.腸管の中に未消化の食物滓を
留めておかないこと。
(処方)→下剤によって滓を流して
アンモニアの生成を防ぐ
(危険)→下痢をしやすくなる。
2.アンモニアを発生させる細菌を減らす
そのため、抗生剤を服用する。
(処方)→抗生剤によって細菌を殺して
アンモニアの生成を防ぐ
(危険)→下痢をしやすくなる。
どちらも下痢をしやすくなるのが欠点だが
16日から下剤、19日から抗生剤の
服用を始めた。
下痢の様子を見ながらまずは重ならないように
短期間ずつ行うこととした。
服用を始めると下痢はした。てきめんに。
とくに外出から帰ってきた17日に催して
きやがって、ちょっと漏らしちゃった。
実際に服用を続けるかどうかは、服用後に
血液検査を行って、アンモニアが減っているか
どうかによって判断する。
安くない薬だから効果が薄ければやめる、と。
現在、この段階である。
また以前TIPS の話を聞きにいった
兵庫県医大のH先生が、6月にK病院に
移籍してきた。
また、実際に手術を担当する放射線科の先生も
移籍してきた。TIPS をK病院で行う態勢が
整うのだという。
腹水で、こんなにしょっちゅう入院するなら
TIPS についてもう一度考えてみたらどうだ?
F先生が言うから22日に話を聞くことになった
その先生がTIPS の手術の際に必要だとして、
私の身体の血管の走行を調べたいのだという。
21日に血管に造影剤をぶちこんで、
CT撮影をする。
それとは別に、病状自体は安定しているで、
今週中に退院しなさい、と。
しかしこの度、K病院では週末金土日の退院が
できなくなった。22日をのがすと週明けの
26日になる。
とっとと出てけ、というわけで
若干慌ただしいが、22日に退院します。
やっぱり患者の入院期間を短くしようと
してるんかな。
残り49日
今朝はすごい雨。
呆けてるから、カウンターの数字が
めちゃくちゃになってたよ。
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