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2017年6月13日 (火)

余命1年日記 -76- 肝性脳症     2017年6月第3週(2017.6.13)ふ

さて、肝性脳症とはなんだ?

というと『脳症』というくらいだからこれは、

馬鹿になるのである。

症状は内容、程度によりさまざまで、

よく見るのが昏睡度による分類。

下の表である。

 

症状
I 睡眠リズムの逆転、あるいは周囲に対する無関心など。
II 見当識の障害や、計算、書字などの障害。羽ばたき振戦(Asterixis, flapping tremor)と呼ばれる、腕を伸ばしたり手を広げたりしたときに、粗くゆっくりとした不規則な震えが起こるのが特徴。
III ほとんど眠った状態になるが、外的刺激に対しては反応して目を覚ます。ときに譫妄状態になったり、割合すぐ感情的になり、パニック癇癪を起こしながら声を荒らげたりし、時には暴れだす。
IV 完全に意識を消失するが、痛みに対しては反応する。
V すべての刺激に対して反応しなくなる。

 

で、

 

いま、個人的に問題なのは脳症になっても、

その死の淵から帰ってこられるかということ。

『死んでいる』の Ⅴ から、『意識消失』のⅣ

『ほとんど寝ている』のⅢについては

いまはどうでもいい。

 

患者の立場としては

1.脳症とはどんな症状が起きるのか

2.個人的にそれにあてはまる症状があるのか。

ということだ。

 

まず肝性脳症というのは、表のように進行し、

最終的には死に至る。 

それぞれの段階での症状は表の通りである。

私自身にあてはまる症状としては、表中にある

『はばたき振戦』というもの

肝性脳症の典型的な症状だそうだ。

(動画)https://m.youtube.com/watch?v=B53kXr_C5HQ

 

もっとも私の場合、

この動画ほど揺れたわけではなく、右手の薬指

と小指が少し揺れてるかな、というくらい。

あれから4日経ったいまは治まっている。

 

時間や場所の認識が怪しくなるという意味での

見当識障害もある。

 

11日早朝、

ベッドから抜け出して病院から出ようとした。

しかも、なぜかバルコニーから避難したのだ。

おまけに帰りには自分の部屋がわからない。

避難ルートというのは、

逃げる方向の一方通行なのだ。真夜中の病棟で

呆然となってしまって病院内を徘徊した。

いま思い出すと、かなり怖い。

 

そのほか、表にのっていない症状だけど、

関係がありそうなのが不随意運動というもの。

私の場合は、手足がつったり、片足が予告なく

びよんっと跳ね上がったりする。

下手をすると一晩中続くから、結構辛い。

もっともF先生は、不随意運動に関しては

いまのところ脳症との関係に否定的である。

 

で、

 

この肝性脳症の原因は私ごときが

付け焼き刃の知識で理解できるものでは

ないらしいのだが、確実なこととしては、

アンモニアが関係する。

アンモニアが増えるとぼけるのだ。

血中アンモニア濃度と症状が、

1対1対応するわけではないが

深く関係することは間違いないんだそうだ。

 

アンモニアが血中に溜まる原因としては、

肝硬変による肝機能不全によって、

門脈の血液が肝臓に入らず、肝臓での処理を

受けることなく大循環系に流入する短絡路を

作ってしまったりするから。

TIPS によって、強制的に短絡路を作った場合

も同様である。

 

いかに脳症を起こさないようにするか、という

ことになると、これはもう、いかに腹中に

アンモニアを溜めないか、に尽きるらしいが

これについては、また検査の結果が出てから

触れていきます。

いまはまだ理解してないし。

 

そしてなにより重要なこと。

脳症は回復する、というのだ。

 

良質なタンパク質を供給するための

アミノレバンという薬を服用ないし点滴して

大量摂取すればいい、と。

完全昏睡のⅤ度の患者も意識を取り戻す、

というから、ほんまかいなと思うが、

ここはF先生を信じようと思う。

 

いままでも、そうしてきたんだし。

 

 

 

 

 

残り56

 

 

疲れた

 

 

 

 

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