余命1年日記 -95- 純粋休日 2017年10月第4週(2017.10. 27)
最近の記録
10月19日 入院
27日 一時外出
(いまここ)
ひまです。
24日の血液検査で、例によって数字が悪く、
今回は回復がさらに遅く、寝てばかりいます。
こんな生活をしているから、
いまは仕事を入れていません。
ごめんなさい、嘘ついてました。
『入れてません』なんて偉そうに言うほど
仕事、来やしません。
こんな体だから仕事が受けられません。
『自分の作品』を作れないのはもとより
食い扶持も稼げません。
以前も書いたように、
肝臓が弱りすぎているから、腹水に関する
積極的な治療ができません。
肝臓移植のあてがないから、肝硬変の根本的な
治療はなにひとつ出来ません。
根治治療はもちろん、
対症療法もまともに出来ません。
体力がないから旅行にいくことが出来ません。
家族も恋人もいないから、最期の刻を誰かと
一緒に過ごすことが出来ません。
想い出なんか作れやしません。
だからいま、休んでベッドの上で寝ているのは
治療のためでも、体力を回復して鋭気を養い
最期を有意義に過ごすためでもなく、
『寝るために寝ている。』
休日も
『休むために休んでいる』
寝ること、休日を取ることが
自己目的化している。
純粋休日である。
あせるな。
なんか、追いかけられているような気がする。
残り- 90日
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