余命1年日記 -97- 病床のトリックオアトリート 2017年10月第5週(2017.10. 31)
ハロウィンである。
しかし、ハロウィンだからといって
病棟の雰囲気が変わるわけではない。
真夜中に黒いマントを着た看護師がかぼちゃの
ランタンを持って病室のベッドを巡回したり、
F先生が白衣に血糊をつけ、ゾンビメイクを
して、『トリックオアトリート』と言ったりは
しないのである。
まあ、病院ってのは世間的なお祭りと
無縁ではあるな。
健康でシャバにいて孫でもいれば、
パーティーでリアルなゾンビの仮装をして
孫やその友達を散々にびびらせて、
泣かせていただろうが、
実際は健康でもなければ孫もいない。
もう一生ハロウィンで遊ぶことはないのだな。
しかしハロウィンが無縁である、ということに
関して言えばここの内科病棟のほうがひどい。
なにしろ、じいさんとばあさんばっかりだ。
若い奴だってこんなにハロウィンで盛り上がる
ようになったのは、まだほんの5、6年だと
思うが、いまや台風が来て嵐のなかでも渋谷で
仮装するんだから、日本人おかしい。
せっかくだから10月31日、ハロウィンの日の
K病院のランチメニューを書いておこう。
・海老とかぼちゃの炊き合わせ
・おひたし
・豆腐
・にゅうめん
・めし
残り- 98日
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