余命1年日記 -105- 退院できたら 2018年 1月第1週( 2018. 1.5)
『今日は回診が遅いな』と思っていたら、
夕方の4時頃にF先生がケースワーカーのOさん
という人とやって来た。
これから退院後の生活指導について話を
したい、と。
具体的に言うと『アルコール専門
病院に行きませんか?』ということだ。
今回の入院の原因が立ち眩みであり、
その原因が直前の飲酒である、と
周囲の人たちに考えられているということ。
そしてその再発防止のためには、アルコール
専門病院に通った方がいいのではないか?と。
去年、脳死も生体も移植が不可能である、
ということがはっきりした時、自分の気持ちが
変わった。
もう、いいよ。
そういうのは。
つかれた。
今回の入院に関してはそんなことはなかった。
もう、いいんだ。
何を言っても言い訳にしか聞こえないな。
そこで勧められたのが専門病院への通院だ。
しかしは私は15年前から10年くらいの期間、
会社の産業医に勧められて、こういう病院に
通っていたことがある。
こういう病院のスタッフというのは
『疑うところ』から人を見る。
医者はもっとひどい。
『お前らがしたことを思えば疑われても当然』
と言われても仕方がないが、結局医者と喧嘩
して病院に通うのをやめてしまった。
更に父親が乗り出してきて『監視』と称して、
猛烈なマウンティングをやった。
追跡する、会社の出口を見張る、
携帯にGPS機能を持たせて一日中監視する。
『金を持たせない』として、現金、通帳、
商品券などあらゆるものをさらっていって
干渉、支配しようとした。
同様のことを嫁の実家にもやられた。
あらゆる人が『こいつ飲んでる』という視線で
向かってくる。
こんなことを15年以上続けたら
人間、おかしくなる。
今日の話はみんな言い訳にしか聞こえないが、
そんな訳でアルコール専門病院には通いません
と答えた
あれは辛い。
とにかくあの医者やケースワーカーの連中と
付き合うのは無理。
あいつら七代裔まで祟る。
と言うと、
F先生は大変困った顔をして、アルコールが
止められないと急速に衰えるだけですよ。
といった。
そうして
『困ったら病院には来て下さいね』
とも、言った。
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