ええ、どうもね。お久しぶりでございます。
natsuなんですが、今日はめでたく誕生日でございましてな。
しかし、このなんか虚空に話しかけるような状態にしたのは
あたしの責任でもありますんで、
お前はこの半年間、なにをしていたんだ、と
今日はそういったお話をさせていただこうかな、と。
おお、坊にはつまらないな、
おおいばあさん、秋ちゃんに言ってな、坊を
散歩させてあげておくれ。
え?あの二人が行くと、アメ横で筋子10㎏とか、
変な買い物して来るって?
いいじゃねえか、金を渡さなきゃあ。
ああ。ごめんなさい。
だからてめえの話は長えんだよ。って、へえ。
ええ、始まりは去年の年末だったんです。
どうも体がだるいな、と思って内科の町医者に行ったわけですよ。
でもって、おばさんの先生に、症状を説明すると
開口一番、『あなた、黄疸がでてますよ。』と。
へ?と思って爪を見たら、そこは美しいパールピンク。
『いや白眼が。』って、
自分の白眼なんて見えないじゃん。
うん、毎朝鏡を見ろって話か?
先生が手鏡を貸してくれて、うーん、いわれてみれば
黄色いような気もするけど、おいらイエローモンキーだもん。
それで血を取られて『3日後に結果が出ますから。』という。
行きましたよ3日後に。
そしたら先生、細長い検査結果の用紙を見ながら
まるい顔の眼ぇをさらに丸くして、
『あなた、よく生きてますね。』という。
つまり『お前は、もう死んでいる』みたいなもんで
そんなケンシロウみたいなことを言われても困るなあ。
それから個々の数字について、それがいかに非常識であるか
人類としてあり得ない数値であることを説明されたって困るってば
(もちろん病気をなめちゃいけません。体調が悪くなったらお医者さんに行こう。)
エコーとレントゲンを見て、触診を受け、
『うわ,でかっ。』
って言われて、よほど膨満していたらしい。
『とにかく、うちじゃこれ以上は診られないので紹介状書きます。』
と言うので大きな病院に行きましたともさ。
そこでは、さすがに機械の種類が多いな、
なんだかぐるぐる回る機械の中に2.3回通されて
CTちゅうの?あと、アンギオ?
それでまあ、ここでも血ぃからなにから抜かれまして
『なによ、そんなにあたしの体に興味があるのね』とか思ったら
『3日後に結果が出るから来てくださいという。』
どうも、みんな3日後だ。
行きましたよ。
そうしたら、診察室ではなく、と『相談室』なるところに通された。
入院病棟がある病院には、こういう部屋がある。
各病棟のナースステーションの横にある場合が多いのだが、
大きな病院だと、外来フロアにもある。
入院病棟にあることでもわかるように、ここは、
患者とご家族を呼んで、『おとおさんは、あと…』みたいな話をする。
だから、貧相な室名板の『相談室』という文字が、
ダンテの神曲の『この門をくぐる者は一切の希望を捨てよ』と
いう風に見えたか、というとまだ楽観してたな。
(『相談室』はそういう目的の部屋ではありません。)
でも、そこで40前後の優秀そうで精悍なお医者さんが、開口一番
『あなた、よく生きてますな。』と
どうも、
ケンシロウみたいな医者ばかりで困る。
『正常に機能しているのは1/4から1/6くらい。
あとは繊維肝と、なりかけの肝硬変です。』
うん、なかなかはっきり言う。
『体重を考えると、正常に機能しているのがこの大きさじゃ
死ぬはずなんですけどねえ。』
返答に困る。
生きていてごめんなさい、とかいうべきだったのか。
『まあ、入院しましょう。』と言われて
入院した。
従って、この日記の1月ごろは予約投稿ばっかりなわけです。
ところが、ここは、1カ月ほどで追い出される。
病院、というか病床というのは、2種類に分けられる。
ひとつが『急性期病棟』というやつで、文字通り、
『先生、弾ぁ抜いてくれよぉ』といった緊急な人が入る
(そんな人ばかりじゃありません)
ところが内科系の病気の奴なんか、治ってるのかどうなのか
歴然としない人もいる。
(もちろん、圧倒的大多数は素直に直って退院していきます。)
ときどき検査するんだけど、
『お前なんで生きてんの?』という
不可思議な数値を叩き出し続けたおかげで
『じゃあ、別の病院に行け。』ということになった。
入院生活が人間を弱らせるのかもしれない。
入院前なら、コサックダンスで御堂筋横断とかできたのに。
ごめんなさいうそつきました。
今度行ったのは『療養型病床』というものがある病院。
おもに、外科系の人がリハビリを行ったり、
若干痴呆が来ている人がリハビリを行ったりするのだが、
内科系の疾患の人もいる。
急性期病棟と、療養型病棟の何が違うか、というと
一床(ベッド)あたりの面積が違う。倍くらい違う。
しかも療養型が、基本個室なのにそうではない。
デイルームというのも面積がきめられていて広い。
私がいた病棟にはキッチンまであった。
急性期病棟がカーテンで仕切られていて、
真夜中に看護師さんが来て
『じゃあ、清拭しましょう』なんていって、『…まあ…』なんて
そんないいことなかったよう…。
お前、病気なのか?と言われると、うーん…
体は立たないけど、頭は明晰に間抜け、なんですね。
春ごろから間抜けな記事を載せるようになりました。
私が最初に入った病院では、病棟でのケータイは禁止。
ところが、2番目に入った病院では、
ノートパソコンが使用可能だったんです。
だから、ときどき息を吹き返した時に、
思い出したかのごとく間抜けな記事を打つんですが
ここも2ヶ月くらいで追い出されるんですよ。
従って連休前に退院して、
いまは陋屋で病身を癒しておるわけです。
いやまあ、それでも打ち合わせなんかに行きますと、
そのあと3日使い物にならなくなったりして、
外出すんな。って感じですけども、
そうもいってられませんやねえ。
『忙中閑あり。』なんて言葉がございますが
『病中』なんて、『閑』ばっかりなんですよっ。
そうしますと、だるくて寝ている
シングルベーッドの―うーえでケータイのメモ帳に
『ろっくでなしー、7でなし、8でなし、毛先が球っ。』
とか、
『星雲、それは、君が見た光。
僕がみーたー希望―
星雲それは、M78、
3分で帰れるのかよー、せいうーん。』
とかね。
お前もう脳みそ溶けてるんじゃねえの?
という、ウィルニッケな文章が書き連ねてあるわけですよっ。
ブログを書く体力がないから、
溢れる間抜けが
側頭葉を決壊させるわけですよっ。
もうね、世間の事に興味もなくなるわけです。
ワールドカップ、なにそれおいしいの?
ってなもんですよっ。
そうかと思うと、
『学界から、石もて追われた、あの女博士は
悪の組織ブラックリケーンに入り
ドロカターとしてSTOP細胞で世界征服を狙う。
手下に、「行っておいで」、「ササ・イ―」。』
とか、ブラックなことも書いているわけですよっ。
この日記も、今年の8月末で7年。7年?
おかげさまで、ひっそりと、サイドバーの隅っこで
くりくり回っているアクセスカウンターは
82万人を超えております。
ありがとうございます。
しかしながら、書いている奴は、ごらんの通り
人生の、深みも、渋みも、なんーにも持っていない。
そのくせ世間を斜め下から見上げるようなあの態度。
これだけ閲覧者がいながら、
ひとりとして仕事の注文を出す者はいないでしょう。
だったらいいじゃないですか。
それならそれで…
うそです、結構じゃありません…。
さすがにわかんないか
おおいばあさん、坊が帰って来たよ。
秋ちゃん、また何を買って来たんだい?
筋子で怒られたんで、数の子10kg?
はあ…
おまい、そんな金どこに持ってたんだい?
『いえ、旦那様のツケ、でございます。』
じゃかじゃんりんじゃんりんじゃんりんじゃんりん…
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