千葉のこと

2011年9月30日 (金)

千葉県の独立

WindowsPhoneの案内で、千葉県が独立国として

表示されている、というニュース。

(ガジェット速報)

 

 

 

 

 

0000chibaken_2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『千葉県だけ電話のシステムが違うみたいだ…』

 

『単なるミスらしいですけどね。』

 

『いっそ、独立しちまうか?』

 

 

 

 

 

 

『イタリアの田舎村が「独立する」っていう

ニュースがありました。(読売)』

 

『イタリアには、ほかにも「独立国」を

自称している村がある。』

 

『セボルガ公国ですね。』

 

『今回ニュースになったフィレティーノ村よりも

ずっと小さくて人口350人。

でも「独立国」としての歴史は古くて

「独立宣言」は1963年。』

 

『実際は、独立なんかしてないでしょ?』

 

『もちろん、電気、水道、教育、医療、

あらゆる公共サービスは

すべてイタリアから来ているし、

税金も払っている。』

 

『でも、「独立宣言」以来、

観光客は増えたらしいです。』

 

『そのために日本からセガルボ村に行こうとは

思わないけどな』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『バブルの頃、日本でも、あちこちの田舎村が

○○王国、○○共和国、とか作ってましたね』

 

『村長が「国王」で村境に「検問所」があって

「パスポート」にはんこ捺してくれて…』

 

『あれ、もう残ってないんでしょうね…』

 

『一番有名だった吉里吉里国を運営していた

大槌町は、東日本大震災で、壊滅的な被害を

出しちゃったし』

 

『応援のために「吉里吉里国 復活の薪」への

リンクを貼っておきましょう。』

 

『そうじゃなくても、もうミニ独立国は

できないよな』

 

 

 

 

 

 

 

 

『で、千葉県も、そういうミニ独立国になる、と?』

 

『ちがうっ。本気独立国を目指すんだ』

 

『マジっすか?』 

 

『千葉県の人口は620万人。

国別人口で言うと、ラオスやエルサルバドルと

同じだ』

 

『なんか、微妙な国ですね…』

 

『しかし、並の国より人口は多いぞ。』

 

『香港より少ないっていうのも、驚きです。』

 

 

 

 

 

 

 

 

『産業も豊かだ。工業生産高は日本7位。

品目別でも、ゴムベルトや電動ベッド、

靴クリームが1位。』 

 

『その辺は、強力なメーカーがひとつあれば

決まってしまいそうですが。』

 

『出荷額の多い品目でも、

酸化ポリプロピレンや板ガラスの生産が

全国1位』

 

『コンビナートがあるから、石油化学製品が

多いですねえ』 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『農業も豊かだ。 品目で言うと、

らっかせい、サツマイモ、大根の出荷高が

日本一。』

 

『らっかせいはイメージ通りですが、

大根は意外ですね。

鶏卵が2位、生乳が3位ってのも、

東京という大消費地に近いとはいえ…』

 

『よその地域の人に、必ず

「千葉って、給食にピーナッツ

出るんでしょ?」って訊かれるよな?』

 

『そんな訳ないですよねえ。』 

 

『富山のひとに

「おまえんとこの給食、かまぼこが

出るらしいな」って

訊くようなもんだよな。』

 

『出ますよ。』

 

『え゛?』

 

 

00000toyama_kyuusyoku         

上の皿にある、

焼き目がついた丸いのが

焼きかまぼこ

 

 

 

 

『まさか、あるとは…』

 

『富山では、メジャーな食材らしいです…』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『で、なんでしたっけ?』

 

『千葉は農作物が豊かだ、と。』

 

『海産物も豊かですよ。』

 

ブリが1位、スズキが1位、

イワシが1位、カタクチイワシが1位…』

 

『なんか、地味ですね…』

 

『小学生になると、夏休みに

九十九里浜で地引き網をやらされる訳よ。

それで、獲れた魚を焼いて喰う。』

 

『いいじゃないですか…』

 

『だけど、小学生がやるような地引き網だったら

大して獲れやしないんだ。』

 

『こっちは、食べ盛りなのに…』

 

『世話してくれる漁師さんに頼んで、

収穫を足し前してくれるんだけど、

これが全部イワシ…』

 

『イワシばっかりなんですか?』

 

『公立校で金がないから、イワシしか買えない。

でも田舎の人は親切だから、たくさん

入れてくれるんだけど

これが、果てしなくイワシ』

 

『親切をそういうふうに言っちゃいけません』

 

『だけど、一人30匹とか喰うんだぞ。

それが4年間続いてみ?

俺は、いまでもイワシの丸焼きに軽いトラウマ

があるんだ。』

 

 

 

 

 

『千葉で、イワシしか捕れない訳じゃないでしょう』

 

『伊勢エビは、「本家」の三重県を抜いて日本一。

ほかにも、サンマ、アジ、サザエ…』

 

『天地の恵みが豊かだ、と。』

 

『千葉県ってのは、景気のいい地名が多いんだ。

大網、富里、富津、勝浦…』

 

『安房勝浦は、紀伊半島の勝浦が起源ですが』

 

『TDRのある「浦安」なんてのも、演歌くさくて

マリナーゼの皆さんは、お気に召さないらしいが

「静かなる海」という意味だから、めでたい名前だ。』

 

『だいぶ、液状化しちゃいましたけどね…』

 

 

 

 

 

 

 

 

『そして、今日の本題はそこじゃない。』

 

『まだ本題じゃなかったんですか?』

 

『だから、本気で独立を目指す。』

 

『どうやって?』

 

『ここまで、ずーっと書いてきたように、

千葉県は産業の規模でも、並の国に負けてない』

 

『それは、よくわかりました…』 

 

『そして、地下資源が出る。』

 

『なにが出ましたっけ?』

 

『例えば、ヨウ素の生産は世界の1/4を占める』

 

『世界の4分の1?』

 

『すごいだろう。って、俺も知らなかったんだが…

日本ってのは、地質学教室の標本倉庫みたいに

なんでもあるんだけど、どれもちょっとずつ

しか採れない、と、思っていたんだ。』

 

『世界レベルの生産高の資源があるとは…』 

 

 

 

 

 

 

 

 

『それに千葉では、天然ガスが出る。』

 

『そういえば、茂原のあたりに、ちんけな櫓が

建ってます。』

 

『馬鹿野郎っ。ちんけ、とかいうなっ。

南関東ガス田の埋蔵量は4000億立米、

なんと、全地球の1/500を占める…』

 

『ほう…』

 

『ブルネイやクウェートみたいに小さな国が

独立しても、やっていけるのは、石油や天然ガス

が採れるからだ』

 

『ブルネイって、税金も医療費もかからないん

ですよね…』

 

『ブルネイの王様は、世界一の金持ちだ。

資源の利益の分配をめぐって内戦をやっている

国なんて世界にはたくさんあるから、

独立したのは正解なのかも知れないぞ?』

 

『クウェートは、フセインに

占領されかけちゃいましたから…』

 

『独立にリアリティを感じてきただろう

 

『…そうかなあ…』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『大体、そんな気軽に独立できるもんなんですか?

国家って一体何なんでしょう?』

 

『モンテビデオ条約によると、国家の条件ってのは

国土、国民、政府(主権)だそうだ。』

 

『県庁を政府にするんですか?』

 

『領土の中で「排他的な主権」が行使できて

外交能力と実績があればいいらしい。』

 

『外交…?』 

 

WindowsPhoneが「国家」として載せてくれ

るんなら…』

 

『あ、やっと話が戻ってきた。

しかしこれだけじゃ「外交実績」としては

弱いんじゃあ…』

 

『コインと切手作るか?』

 

『それが、なんの実績に…』

 

『シーランド公国なんか、国際郵便で使えることを、

「国家の実績」としてアピールしている。』

 

『弱小独立国の常套手段ですねえ。

いまは、ドメイン名でしょう。』

 

『例えばどんな?』

 

Chibakenだから、「.chin」 。』

 

 

『…ガキ…』 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『それならな、2012年っていうのは米、露、

中をはじめ、多くの国でトップが変わる』

 

『ロシアはプーチンで決まりらしいですけどね』

 

『な、やっぱり「ハゲ」だったろ?

ハゲフサ理論は、あと6年守られる。』

 

『まあ、ねえ』

 

『それ以外にも、北朝鮮では

金正日が禅譲するなんて噂がある。』

 

『それがどうしました?』

 

『ロシアや中国や北朝鮮は、もう後継者が

決まってるんだ。

アメリカだって有力候補は絞られてるんだろう』

 

『まあ…』

 

『そいつらに、「名誉国民」の地位と

「TDR無料パス」と、「ポートタワー無料券」

贈って、国家承認して貰え。』

 

『微妙にうれしくないのが混ざってますが…、

国家承認はすっ飛びすぎでしょう。

せいぜい姉妹都市くらいじゃないですか?…』

 

『案外、あの国なら承認してくれるような気が

するけど…』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『そもそも、日本国が認めるわけないでしょう』

 

『利根川止めるぞ、とか

印旛沼枯らすぞ、とかいえば…』

 

『脅しはやめましょうよ。』

 

『じゃあ、独立して国連に加盟させたら、

一票増えるぞ、とか…』

 

『そんなの、よその国が認めるはずないでしょう。』

 

『ソ連という国があった時、「ソ連」とは別に

ウクライナと白ロシアは、国連総会の一票を

持っていた』

 

『自分の手下の国が少ないからって、

スターリンがごり押ししたんでしょ?』

 

『冷戦時代は、そうだったかも知れん。

しかし、ソ連崩壊後は別の見方も出来る。』

 

『ほかの見方?』

 

『旧ソ連構成国のうち、国連加盟国は15。

ソ連崩壊以前に独立したバルト三国を別にしても

あいつらは、崩壊で12票を手にしたとも

いえるんだぞ。』

 

『あ…』

 

『47都道府県が、独立して、国連に加盟してみろ?』

 

『万が一にも可能性はないでしょうが、

認められたら面白いかも…』

 

『こんなトラブルがあるかも知れないがな…』 

 

 

 

 

 

 

 

 

『貴船は、千葉国の領海を侵犯している。

すぐに退去したまえっ。』

 

『我々は、「埼玉にも海を」という市民団体だ。』

『仁右衛門島は歴史的にも埼玉の領土だ。』

『これから上陸を決行するっ。』  

 

 

 

 

 

 

 

 

『一瞬面白いかなと思ったけど、やっぱり

トラブルの元だな。』

 

『関西には軍事基地がないから、のんきなこと

言ってますけどね。

本気で国家と喧嘩したら、勝ち目はないですよ?』

 

『…そ、そうかな?』

 

『東京に横田、神奈川に横須賀と厚木、茨城に百里、

首都圏ってのは、世界最高の密度で

海空軍が展開してるんです。』

 

『千葉にだって、陸自最強の第1空挺団がいるぞ。』

 

『だから、物騒な話はやめようよう。』

 

『八千代台の駅を降りるとな、ぱらぱらぱらっと

落下傘が降りてくるのが見えるんだよ。』

 

『晴れた日はきれいですよねえ。』

 

『ああ、今日は空挺団日和だな、と。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『どっちにしても戦争なんか駄目です。』

 

『じゃあ、森田○作をディ○ニーランドに突入させて

ミッ○―を人質にシン○レラ城に立て籠もらせたら…』

 

『あの、○ッキ―って、柔道の黒帯らしいですよ?』

 

『着ぐるみ着てるから?』

 

『違いますよお。彼らはあれが本来の姿なんです。

デーモン閣下と同じです。

夢を壊しちゃいけませんよう。』

 

『森田健作だって剣道2段だぞ。』

 

『うるせえっ。

独立なんか出来ねえよっ。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

では、『今日の2枚。』

 

 

 

 

 

 

 

仁右衛門島。 

00000niemonjima

 

 

 

 

 

 

千葉県最大の島。(手前の船と比べてみよう)

そして、個人所有の島。

 

 

 

 

 

 

シーランド公国の切手。 

0000sealand2_2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

消印が捺してあるところをみると

『海外』でも使えるらしい。

 

 

『SEALAND-UK MAIL』っていう

消印があるのかどうかは、疑問だけど。

 

 

 

 

 

 にほんブログ村 その他日記ブログへ    

 

 

 

今日の反省。

何話かに分ければよかった。

 

 

 

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2008年7月17日 (木)

がんばれ千葉城2

前々回千葉城について触れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ふざけた施設だけど憎めない。

という

私の本意が伝わってないんじゃないかと思って

続編を書きます。

 

 

 

 

 

 

 

たぶん今回でも伝えきれないと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まず許せるポイント。から

この建物の竣工は昭和40年で

学年で言えば私と『タメ』なのである。

 

 

 

したがって子供時代は

大のお気に入りスポットだった。

 

 

 

 

 

 

 

なにしろ子供入館料30円とかだったので

気楽に入れたのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

開館10年くらいは

気合の抜けた展示だが

惰性でもきちんとやっていて

それなりに見ごたえがあったのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1階には映画館と近世産業都市千葉の展示があり

2.3階には歴史的資料展示があり、

4.5階には『城になぜ?』というプラネタリウムがあり

屋上には展望台と売店があった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1階の映画館で上映される手塚アニメは

当時でも時代物の白黒の『ジャングル大帝』で

フィルムの傷で大雨が降っているような代物だったが

楽しめたし、

プラネタリウムには別料金が必要なのだが

冷房も効いていて、

『導入当時東洋一』というよく考えると訳わかんない機械の

すばらしい演出に思わず寝込んで

入れ替えを無視して2回見たりして

子供が遊ぶ分にはとにかく一日楽しめた。

屋上展望室には売店があっておばちゃんが品物に埋もれていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ホームページを見るとすっかり改装されたらしいが

10年前、最後に訪れたときのがっかり感は

わすれられない。

 

 

 

 

 

 

 

嫁を初めて千葉に連れて行ったのだが

千葉城の『がっかり感』は予想以上だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

観覧料、大人100円。

公共博物館としては破格の安さだと思えるのだが

それを払ったことが腹立たしいと思える展示内容。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

当時1階はすべて閉鎖され

郷土資料の展示は2階の半分

プラネタリウムは休止中で

展望室の売店もなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無言だったよ。

新婚の二人が。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

デザインのうそつき

については触れたな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鎌倉時代の城に白亜の天守閣を建てる滑稽さ。

笑ってやってください。

 

 

 

 

 

ここで『城トリビア』

1.天守閣が出来るのは信長以降。

2.秀吉時代までの天守閣は『黒い』

3.徳川時代以降の天守閣は『白い』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これを知っておくとちょっと酒場でうんちくを垂れられます。

『近世城下町の研究』でなぜか工学修士号を

もらっちゃった私が言うので間違いは、いっぱいあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

1.天守閣の起源については諸説ありますが

信長の安土城が決定的なインパクトを与えたのは事実。

 

 

2.安土城も秀吉の大坂城も漆塗金箔押という重箱のような仕上。

小さな城では『杉板片面焼』という仕上げだった。

木の板も炭化させると延焼しにくいんだそうだ。

 

 

 

ちなみに『お富さん』で有名なあの歌

『粋な黒塀、見越しの松に、死んだはずだよお富さん』

『黒塀』とはこの焼き杉板のことである。

何で『黒塀』が『粋』なのかよくわからないが。

 

 

 

 

 

 

 

 

3.徳川時代の天守閣は白。

これは家康がいかにも秀吉的な『黒に金』の

天主を嫌ったという説と

防火性能を上げるためだという説がある。

 

 

 

 

 

 

 

 

家康が秀吉を嫌っていたのは確かだろう。

さらに、城が火災に弱いのも事実だったのだ。

 

 

 

 

 

 

 

天主は最後の砦として

文字通り最高の防御性能を

持っていなくてはならないのだが

実は雷に弱かった。

 

 

 

 

 

 

 

避雷針という概念がなかった

明治以前で城の消失原因の最大のものは

『落雷による火災』だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

防火性能向上のために

漆喰で塗りこめる『白い城』が

登場したのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

したがって城の時代判定はかなり簡単だ。

1.天主があるか?

2.黒いか?

3.白いか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さらに、この郷土資料館には

『バリアフリー』という概念がない。

 

 

 

根底からない。

 

 

 

 

車がつけるレベルから

切符販売をしているエントランスには

15mほどの階段を上らねばならず

さらにエレベーターに乗るためには

1フロア階段を上がらなければならないのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昭和40年の建設だ。

『バリアフリー』は酷じゃないか?

 

 

というあなたには同時期に竣工した

すぐ隣の千葉県文化会館を見せてあげたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大高正人氏の作品で

建築学会賞をもらった名作だ。

 

 

敷地内庭園は階段ばかりで

やさしくないが

主要な施設にはすべて車でアプローチし

施設内は自力で移動できるようスロープや

EVがあった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いまの千葉城(郷土博物館)は

基本設計がどうにもならないので

車椅子の人はもとより

足腰に自信のない人は

金輪際中に入れない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

うーん、

こんなに悪口を並べる気はなかったんだがなあ。

 

 

リニューアルした千葉城には行ったことがないので

誰か行ってみてください。

 

 

 

 

 

 

いや帰省したら絶対行くから。

 

 

 

 

にほんブログ村 その他日記ブログへ

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2008年7月14日 (月)

がんばれ千葉城

昨日の日記で

『千葉城』に触れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

千葉に城があるってことを県外者は知らないだろう。

それ以前に千葉県出身者でも

知らないかもしれない人が多いんじゃないか? 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

正式名称は『千葉市郷土博物館』

地元の人は『千葉城』あるいは

『亥鼻城』(いのはなじょう)と呼ぶ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここに城があったのは史実で

間違いがないのだが

それは11世紀から12世紀の百数十年。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いまは千葉市最大の花見の場所である。

盆踊りの場所でもある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4月になればふもとで城を見上げ、

夏になれば盆踊りの会場として利用されていたわけだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

四月と八月には松丸太の舞台が出来て、

迫力と近所迷惑が実現する姿を

ぜひ見ていただきたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

話は戻るが

この場所に千葉氏の居館があったのは史実。

 

 

 

ただし、城砦があったのは13世紀までで

当然、千葉氏の痕跡は探すのがいまは困難なほどだ。

 

 

 

 

 

 

 

現在『城』が建っている場所は二の丸

『本丸』には公園としてブランコなんかがあって

歴史を馬鹿にしてるのか?というところ、

 

 

 

 

 

遺構としては 

土塁と空堀、があるのだが

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

土塁には石垣が積まれ(しかも戦前から)

空掘りには儲からない茶屋が作られていて(これは戦後)

団子など売っていた。

 

 

 

 

 

 

千葉氏が盛んだった頃の城郭には

天守閣はおろか石垣さえないはずだ。

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いまたっている天守閣風の建物は

昭和40年の鉄筋コンクリート製のもの。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私とほぼ同い年なので

がんばれ、という気持ちになるが

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いろいろ間違っている。 

 

 

 

 

 

 

 

 

歴史無視という意味なら

この天守閣は小田原城(江戸期)

模したものだそうだが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なめてんのかこら?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鎌倉時代の千葉城を再現しても華がない

っていうのはともかく

まったく関係のない小田原城を

模するのは何だ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

模擬天守閣、というのは

公立民間かかわらず

好きな人にはたまらないらしく

全国にある。

 

 

 

 

 

 

 

 

だから『千葉城』を責める気になれないのだし

あれ、には個人的な思い入れもあって

なかなか憎めないのだが

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一言言わずにはいられない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

うそつき! 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つづきはまた。

 

 

 

 

 

 

にほんブログ村 その他日記ブログへ

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2008年7月13日 (日)

千葉県の危機

昨日散歩しようとして外に出たら

空は晴れているのだが

六甲山だけ雲に隠れていて

まずいかなと思って歩き出したら 

見る間に雨が降ってきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

うちからは、というか

北区、西区以外の神戸市内では

どこからでも六甲山系がみえる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

六甲山は最高部で931mもあるので

下が晴れでも六甲だけは雨だったりする。

 

 

 

 

冬はこれが雪になる。

六甲山は走り屋さんのメッカなので

雪で道が凍っていてもぶんぶん飛ばしていて

 

 

かなりこわい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私は千葉県出身なので、神戸に来たとき

『いつも間近に山が見える風景』というのが

とても新鮮だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかも六甲山はふもとの地名を取った

『御影石』の名が示すように

全山岩の塊なのである。

 

 

 

 

 

 

 

だから安藤忠雄が

『六甲山をくりぬいてホールを作ろう』

なんて言い出す訳だが、

 

 

これも千葉県では考えられない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これは千葉県に限らないのだが

関東平野というのは厚いとこでは数十メートルもある

関東ローム層という、いわゆる赤土に

べったり覆われている。

 

 

 

 

 

うちの実家の裏には千葉城のある丘があって

幼少のみぎり

裏の山』と呼んでいたのだが、これが赤土で

『秘密基地を作ろう』と穴を掘ると

ガキの力でもさくさく掘れて大穴を作ってしまい、

おじさんにえらい怒られた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なにしろ千葉県の最高峰は

安房郡にある愛宕山で408mしかない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

六甲山の半分以下かよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

地球温暖化によって

海面上昇が進むと

 

 

真っ先に消滅する都道府県が

千葉県なのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんなこと書くとまじめに危機感を持っている

ツバルの人たちに

叱られるかもしれないので

 

 

今日はこの辺で。

 

 

 

 

にほんブログ村 その他日記ブログへ

| | コメント (7) | トラックバック (0)

2008年7月 1日 (火)

夏を感じるのはいつか?

今日から7月

むかし会社勤めしてた頃に同僚の女の子(種痘あり)

と話していてこういう話題が出た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『夏を感じるのはいつか?』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私の答えは

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『スーパーやデパートにハワイアンの音楽が流れるとき』 

 

 

 

 

 

 

 

 

それに対する彼女の反応

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数秒考えてから

『田舎臭っ』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

わーん。おれたちの夏は

 

 

 

 

扇風機の前でひらひらする青いセロファンと

デパートのハワイアンと

そうめんの色つき麺だったの。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

たしかに

30年前の千葉は田舎だったけどな

 

 

 

 

 

にほんブログ村 その他日記ブログへ

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2008年4月15日 (火)

その街はどこまでか?

今日見た、朝日新聞の記事が頭に来たので紹介します。

(朝日新聞・千葉版の記事へのリンク)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

漁師町であった浦安が一変したのはTDRのおかげではある。

しかし、千葉にあるのに東京ディズニーランド』である。

 

 

 

 

 

 

そして新聞記事にこんな風に書かれちゃうのである。

 

 

 

『・・・新町・中町では、住民意識にも「東京意識」が垣間見える。

 「チバラギ」と揶揄(やゆ)された「千葉」、

  漁師町だった浦安とは違う、というわけだ。

 

  高級マンションに住む夫人は自らを「マリナーゼ」と呼ぶ。

  新町に「マリナイースト」という新興街があることと、

  東京都港区の高級住宅街白金や白金台に住む夫人を

  「シロガネーゼ」と呼ぶことを掛け合わせた造語だ。

  ネットでは市川市の行徳地区と一緒に

  東京都の24区目になろう、  という話が盛り上がっている。』

 

 

 

 

 

頭にきてかなり長文を引用してしまった。

なあにが、マリナーゼだ。馬鹿。

 

 

 

 

 

 

 

 

朝日新聞も遠慮のない書き方をするもんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

  

記事に『ネットで盛り上がっている』とある、浦安を東京へ

という話題がどんなもんか探したら2ちゃんねるの掲示板があった。

読むとさらに腹が立つのでリンクはしません。

読みたい人は探してみてください。

お勧めはしませんよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし『千葉都民』という言葉があるように、

都道府県境を越えて『東京』のイメージは広くなっている。

 

 

 

 

 

 

もちろん面としての東京も広くなっている。

 

 

 

 

 

 

 

たとえば、都庁は江戸にない。

新宿は文字通り甲州街道の宿場町で

江戸の西の境は四谷の辺りだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、面積や人口が増えているんならほかの町も同じだ。

東京を際立たせているのは、その入れ替わりの激しさだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今東京に住んでいる人で三代続いた江戸っ子など

1割、いや1パーセントもいないだろう。

 

 

  

 

 

 

 

「あたしってぇ、生まれてからずっと東京の人だしぃ」

とか言う連中の大半が、

 

 

 

 

 

『てめえなんかが江戸っ子だってんなら、

八丈島のウミネコのほうが

よっぽど由緒正しい江戸っ子でぃ』

と啖呵のひとつもぶつけてやりたいやつらである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

面としての東京は明治以降、

武蔵野台地を中心におおい広がったが

それと同時に人間の入れ替わりの激しさは、

地元への帰属意識の乏しい住民を生み出し、

イメージだけが先行する『東京』を拡散させた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

韓国から観光に来て

『新東京国際空港』から

『東京ディズニーランド』しか見ないで帰っちゃった人は

 

 

やっぱり『東京観光』をしたことになるんだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

知り合いに、和歌山県出身と島根県出身のカップルがいた。

二人とも田舎ものの癖に、千葉出身の私を笑うのである。

 

 

 

 

今彼らは結婚して千葉ニュータウンに住んでいる。

ざまあみろである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかしお父さんが東京に通勤して

一日の大半を東京で過ごしていれば

意識としては東京人だろう。

 

 

 

 

 

 

でも子供は地元の学校で

「ぺーぺーべーべー」言っているのだ。

 

 

 

 

 

 

 

お母さんにしても東京で働いている人もいれば

地元で働いている人もいるだろう。

 

 

 

 

 

 

 

こういう学校のPTAというのはどういうことになっているのか?

 

 

 

 

 

 

地域コミュニティが崩れるわけだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

地域への帰属意識を失った子供たちは

大学生になって、あるいは就職して

東京へ行くようになってしまえば

もう『東京人』としての自分を疑わんないだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなこと言い出したら日本人の3割くらいが

『東京人』になるぞ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そういう連中が冒頭のようなことを言い出すわけだ。

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

腹立つなあ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まだいろいろ言いたいことがありますが

つづきがあればまた。

 

 

 

 

 

にほんブログ村 その他日記ブログへ

| | コメント (9) | トラックバック (3)

2007年11月21日 (水)

時差

私は千葉の生まれで、大学生になってから大阪に来た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いろいろと違いを感じることが多くて戸惑ったのだが

 

その中のひとつに

 

 

 

 

 

 

 

 

『大阪と千葉には時差がある』

というものだった。

 

 

 

 

 

何を言っておるのかと言われそうだが、

日の出、日の入りといった時間が違うのである。

 

 

 

 

 

経度で5度くらい違うから、

20分くらいは関西のほうが日の入りが遅い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちょうど今くらいの季節だと5時くらいで暗くなってきて

秋だなあと思ったのだが、

関西に来るとなんだか暗くなるのが遅いので

季節感が狂った。

 

 

 

 

 

 

関西の時間のほうが日本の時間を決めている東経135度に近いんだから

理科的には『正しい時間』なんだけど

子供の頃から刷り込まれた感覚というのは強力で

今くらいの季節になるととまどった。

 

 

 

 

 

 

最近日が暮れるのが急に早くなってきたのでそんなことを思い出しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

九州の人が北海道に引っ越したりしたら

1時間くらい『時差』があるから

もっと大変なんだろうな。

 

 

 

 

p>にほんブログ村 その他日記ブログへ

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2007年8月31日 (金)

大阪弁はかわいいんですよ

大阪の大学を受ける前に下見のために

阪急に乗った。

     

 

 

 

電車は、席がない程度に混んでいた。

 

 

 

途中からおじいさんと4~5歳くらいの子供が乗ってきた。

おじいさんが

「しゃあないなあ、たっとこか」といったときその子が

 

 

 

 

 

「ぼく、たつのんいややあ。」

といった。

 

 

 

 

 

 

うわあ、かわいい

 

 

 

 

 

 

こんな小さな子が

関西弁を再生産してる。

 

 

受け継がれてるんだよ

 

 

 

「ぼく、たつのんいややあ」

 

 

かわいー

 

今でもこどもと女の子の関西弁は許す。

 

いや、弱いといってもいいでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

むー

 

 

 

にほんブログ村 その他日記ブログへ

| | コメント (0) | トラックバック (1)